プロ野球は12月に入り正式にオフ
シーズンに突入。
2018年も関わってきた多くの選手
が引退をし、親しいチームスタッ
フが担当していたチームを去りま
した。
長らくメインで担当していた野球
というスポーツから離れて生活を
していると、自分がどっぷりとそ
の世界にいた頃が、遠い昔の話の
ように感じられます。
![](https://i0.wp.com/yuji163.com/wp-content/uploads/2018/12/戦況を見つめる弘田.jpg?resize=224%2C168&ssl=1)
しかし毎年毎年一定数の入れ替わ
りがあり、有限の時間をアスリー
トたちやそのスタッフは過ごして
いるんですよね。
新陳代謝を繰り返しチームは入れ
替わっていく。
その質がチームの成長に大きく影
響を与えていくわけです。
ありがたいことに私が所属する
社会人ラグビーチームである、
清水建設ブルーシャークス。
3地域チャレンジでも連勝を飾
り、年明け2019年1月5日の
トップチャレンジリーグチーム
との入れ替え戦に出場すること
が確定しました!
この充実したシーズンを年明けま
で継続できるわけです。
…とはいえ、私自身も来シーズン
に向けて、いろいろと考えなくて
はいけない時期。
過去にUPしたブログを基に、フリ
ーランスという視点から、スポー
ツ現場で働くことを改めて考えて
みます。
![](https://i0.wp.com/yuji163.com/wp-content/uploads/2018/12/IBOX_0019-1.jpg?resize=161%2C242&ssl=1)
チームスタッフこそ選手よりもシビアに
特に長い時間、同じチームに携わっ
てくると自然と「半分プロで半分
チーム職員や社員」のような感覚に
なりがちです。
この感覚が出てきたら、単年契約
で働くスタッフは要注意です。
1年1年という感覚が麻痺してき
た証拠ですから。
![](https://i0.wp.com/yuji163.com/wp-content/uploads/2018/12/seiza_shibireru_man.png?resize=236%2C300&ssl=1)
チーム在籍中もやろうと思えば仕事
は際限なくあります。
むろん報酬をいただいて仕事を行っ
ているわけですから、求められるも
の以上のものを提供していくのは当
然。
それでも忙しさに忙殺されるような
「使われる」働き方をしていては、
いざチームから契約更新なし!と伝
えられた際に、うまく次のステージ
へ移行することが出来ません。
きちんと求められているものを100
%以上の成果で出しながら「自分で
しかできない業務」を優先的に、本
質的なものを見極めて働いていく
必要がありますよね。
![](https://i0.wp.com/yuji163.com/wp-content/uploads/2017/10/detective-1424831_640.png?resize=244%2C246&ssl=1)
そして、仕事容量というキャパシテ
ィの中で20%程度は「空き容量」
を確保し、自分自身の働き方やキャ
リアについて考える時間を確保する
こと。
この意識が非常に大切です。
S&C専門職や、アスレティックトレ
ーナー、柔道整復師や鍼灸師のよう
なCo-medical、二か国語・三か国
語を操る通訳など。
専門能力を持っているはずのスタッ
フのはずですが「需要と供給」がア
ンバランスな業種であることもあっ
てか、チーム所属の後、更に魅力的
な働き方をしている方の絶対数が少
ない。
そんな印象が私にはあります。
自分自身への危機意識もあり、この
傾向が変わっていかないと、思い切
り現場で活躍できる人材は増えてい
かないと思っているんです。
![](https://i0.wp.com/yuji163.com/wp-content/uploads/2018/12/7651045024_IMG_2595.jpg?resize=200%2C300&ssl=1)
社会やチームに期待してはいけない
現状の日本のプロスポーツ界は、正
直全く成熟されたものではないです
よね。
尊敬する株式会社ユーフォリア代表
の橋口さんからも、
「アスリートスポーツの現場では
選手と同様かそれ以上にチームス
タッフのプレッシャーもものすご
いはず。
しかしその部分を理解しサポートし
てくれる人はいないわけですよね」
というお言葉をいただきましたが、
全くその通りだと思います。
![](https://i0.wp.com/yuji163.com/wp-content/uploads/2018/10/IMG_5038.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
組織側に関して、個別にどこが良く
ない!というようなレベルの話を
しているのではありません。
しかし、どのスポーツのどのチーム
も、チームスタッフが必要で大切だ
ろうとは認識されているものの、
「S&Cってこういった定義のなかで
こそチームにとってフィットする
はず」、
「うちのチームではトレーナーっ
て明確にこういった能力を求める」
といったリテラシーを持ち、重要性
を理解して「効果的に投資」してい
る組織はほぼないといっても過言で
はないでしょう。
私自身も内心、さまざまな面で思う
ところがたくさんあります。
しかし、それを恨んだり嘆いても仕
方がありません。
選手をサポートする業務を夢見て燃
えていた学生時代のような純粋な気
持ちを忘れずに、充実した仕事をし
ていくためには、冷たいようですが
社会やチームに期待しても駄目。
全力疾走のように「見せて」、ター
ンや減速が出来るコントロールされ
た最大スピードで走る。
フットボールを抱えた状態での
スプリントのようなイメージが
大事なんです。
![](https://i0.wp.com/yuji163.com/wp-content/uploads/2018/12/football-1518160_640.jpg?resize=200%2C300&ssl=1)
武器を拾いながら、きちんと「ロ
マンとそろばん」のバランスを模索
していく。
失望や「燃え尽き症候群」のような
状態で、結果的に「使い捨て人材」
の一人にならないように、自分で考
え抜く。
![](https://i0.wp.com/yuji163.com/wp-content/uploads/2018/12/think-622165_640.jpg?resize=300%2C187&ssl=1)
そして、誰のせいにもしないで
「自立の前に絶対的な自律」をし
ていくこと。
こんな意識を持ち続けていく、
自分なりの哲学やリテラシーを
高めていく必要があると思います。
———————————-
私自身の今シーズンの一区切りま
で、あともう少し。
チームにとってプラスとなる酵素
のような働きをしていきつつ、
2019年も現場に関わるスタッフ
に役立つ情報発信も、継続していき
ます。
一人でも多くの仲間達が、気づきや
一歩を踏み出すきっかけ作り役立て
るように、マイペースでやっていき
ますね!
![](https://i0.wp.com/yuji163.com/wp-content/uploads/2018/12/hirota2.jpg?resize=256%2C192&ssl=1)
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YUJI HIROTA
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