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愛しいと思えるものの存在を大切に

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変化の大きい時代。日々忙しく過ごしている我々はあまり実感していませんが、ここ数年の変化って今後振り返ったらすごいスピードでしょう。

大手銀行がこぞって人員削減を始めています。東芝の問題に端を発して日産や神戸製鋼といった日本を代表する一流企業での問題が噴出。

直近の問題に目を奪われがちな人の特性をうまく利用しつつ、すごい速度で減っている人口減少に関する根本的な問題は先送りし続けて日本を進んでいます。

フリーランスに近い形で働き続けている自分にとってはある種追い風のような時代の流れになってきた気もします。

しかし子を持つ親としては、この子たちの時代やまだ見ぬ孫の世代のことを考えると危機感しかありません。

だからこそ楽観的な心は忘れずに、日々物事の本質を考えること。

今できること、すべきことを心に留めて、有限である時間を無駄にしないよう豊かに過ごしたいなぁと思っています。

 

自分なりの上昇志向と人間らしさのバランスと

周りの人からどう見えているかはわかりませんが、私はけっこう計算高い上昇志向タイプの人間だと思っています。

とにかく成長し続けたい。より豊かにゆとりをもって自分の人生を全うしたいという気持ちがなくなることはありません。

ステレオタイプの名声や物質的な豊かさにはさほど興味がありませんが、自己研鑽という目に見えない形での上昇志向は、自分でもいやになるときがあるほど強いです。

周りの協力や仲間づくりが不可欠な今の私の仕事から考えると、これってマイナスに働くことが多いもの。周囲の人間にとってはとっつきづらいし、一緒にいて疲れてしまうことも多いはず。

努力するべきものではありませんが、自覚はしているので極力この部分が前面に出ないように心がけているつもりです。

こういったタイプの人間が周りから共感性を得たり、ある種尊敬の念で興味を抱いてもらうには「人間的な何か」が不可欠。

以前の私にはこういった部分が欠如していたんですよね。

理屈や知識ではなくその人が持つ人間性というか何となく醸し出している人柄みたいなもの。そういったものを私に思い出させてくれたのが今の家族の存在です。

 

家族信仰説をPRしたいわけではない

単身赴任の自宅に帰ってから、一人でうまくバランスが取れなかったりへこんだりしていることも時にはあります。

そんなときにすぐ目の前に飛び込んでくるように、自分のおばあちゃんと娘二人がテレビと一緒に踊っているこの写真を机に置いてあるんです。

自分にとってはかけがえなく、足りない何かを大きく変えてくれたものが間違いなく家族です。

しかし私は家族の絆こそが世の中で最も素晴らしい、といったステレオタイプの主張をしたいわけではありません。

血のつながりがあるからこそ憎くなったり苦しい思いをしなければならない、という気持ちを少しは味わってきたつもりですし…

結婚をして家族を持て、子供は最高だという論説を皆に押し付ける気もないです。

大切な誰かや愛しい何かの存在や形は人それぞれですよね。必ずしも家族である必要はなく、スポーツや趣味、動物や文化でも素晴らしいもの。

星野源さんが歌う「Family song」の歌詞の中にあるように「形に意味などない」し「血の色、好みも違う」のもいいんですよね。

 

愛しいと思えるものの存在を大切に

愛しいなぁと思えるものがありそれを自覚しているだけで、人は人らしくいられるもの。

こういったものの存在を通して、人は自分の人生に意味を持たせることができるのではないかと思ったりしています。

空高く輝いている北極星を目指しながら、足元の道をしっかりと確認しながら進む

いい言葉だなぁとメモしたものです。

本質的な根っこの部分でこのバランスが取れているかどうか。それがその人の魅力になるし人生を豊かにしてくれるコツなんだろうなぁと今感じています。

信じられないようなくだらない事件や凄惨な事件を耳にしたり目にすることが増えてきました。

人間は衣食住に不自由がなくても「大切な何か」がないと人間じゃなくなってしまう。そしてその何かが見えづらい世の中になってきているのではないか。

愛しいと思えるものの存在をきちんと胸に抱いて。
日々丁寧に生きていきたいなぁと感じた休日の午後でした。

 

まとめ

・愛しいと思えるものを意識しよう

・それが人や動物、物や文化であっても「ありがとう」の気持ちを照れずに伝えよう

 

 

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YUJI HIROTA

アスリートスポーツの現場をメインに活動するトレーニング・コンディショニングの専門家。「コンディショニングコーチ」ですがスポーツトレーナーといった方がわかりやすいのかも。実は鍼灸師でもあります。
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