一次情報の価値。

インターネットから大量に情報を
得ることができるようになった、
今だからこそ、リアルな体験や
感動の価値があがるはず。

ブログを通しても、何度も発信
していることですが、忙しい時間
の合間を縫い、プロ野球選手の
自主トレに参加させていただき、
その思いを強くしました。

上原投手やライアン小川投手の自主トレで

チャンスをいただいたのは、
MLBから読売巨人軍へと復帰
した大ベテラン、上原浩治投手の
ご好意でした。

マネジメント会社社長を通して、
「良かったら一回来れば?」
とお誘いいただいたのです。

上原さんとは同じチームになったこ
とはないものの、父弘田澄男が巨
人のコーチをしていた時期と重なっ
ていたこと。

一時期、所属するマネジメント会社
が重なっていたこと。

2014年、渡辺俊介投手のパーソ
ナルトレーナーとして渡米し、
ボストンレッドソックスの春季
キャンプに同行した際にお会いし
たり、のご縁がある選手。

尊敬するプロ野球投手として、ご挨
をさせていただいている方です。

 

圧巻のキャッチボールに鳥肌

上原さんと自主トレを共にしている
のは、ヤクルトスワローズのエー
ス、ライアンこと小川泰弘投手。

そして期待の若手左腕、高橋奎二
投手とハマれば一軍で姿を見せて
くれそうな田川賢吾投手でした。

自分の体と向き合うウォームアップ
やセルフケアに45分ほど、じっく
りと準備。

1時間ほどかけて、ファストジョグ
とダッシュを繰り返すランニング。

スパイクに履き替えて、切り返し
や方向転換の基本的なドリルを行い
足を慣らす。

圧巻だったのは、当たり前といえ
ば当たり前ですが、超一流のキャッ
チボールでした。

4人全員がプロ野球投手。皆、投げ
る能力はもの凄いのですが、その
中でも上原浩治投手のキャッチ
ボールは群を抜いていました。

膝の手術をしてまだ3ヶ月経過して
いない上原さん。

全力投球とまではいかず、50M
ほどの遠投では山なりの軌道で
投げている上原投手。

それでもしっかりとしたスピン
回転を加えて、ボールが全く
垂れずにパートナーの小川投手
のグラブへ。

さすがだなぁと思って、一挙手一
投足を観察させてもらいました。

真っ直ぐとスプリットの見分けがつかない!

キャッチボールの最後、20Mほ
どの距離で立ち投げのように強い
球を投げ始めた選手たち。

真っ直ぐとスプリットの2つを交互
に投げ分ける上原投手を、5Mほど
の至近距離で見ることができたの
ですが…

MLB傘下の3Aでのインターンや
千葉ロッテでの7年間、その後
渡辺俊介投手に同行してMLBの
投手のピッチングを間近でみた
経験がある私。

しかしこの2球種を同じフォーム、
同じ感覚、ほぼ同じリリースポイ
ントで投げるピッチャーを見たの
は上原投手が初めてでした。

下図は真っ直ぐを投げている時の
リリースの瞬間なのですが、いつ
写真を撮っても、上原さんだけは
リリースポイントを捉えるのが
とても簡単。

常に同じリズムで同じリリース
ポイントを持っているからです。

スピンの効いた球のキレ、制球力。

見分けがつかない真っ直ぐとスプ
リット。

日本のみならずアメリカでも第一
線で活躍し続けてきた武器の意味
が改めてわかった気がしました。

 

一流に触れよう

鑑定士の方が一級品を見分けるた
めには、技術や知識はもちろんの
こと、どれだけ本物に触れるかが
ポイントでしょう。

理論ばかりに偏りがちなトレーニン
グやコンディショニングの分野も、
同じようなことがいえるはず。

特に特定の競技スポーツのための
トレーニングを担当するのであれ
ば、やはりその競技の一流の動き
や感覚を目のあたりにすることは
一番大切なことだと思っています。

 

「動きの代償動作とポイントが見えるか」のリハビリに

ここ数年ラグビーの担当をさせて
いただくことがメインですが、
田雄士という商品の原点となる武
器は「動きの代償動作とポイント
が浮いてくる」という観察眼。

その観察眼ももともとは野球の動作
を通して、培ってきたもの。

久しく一流の野球技術をリアルで
見る機会がなかった私。

「自分のこの感覚が鈍っているの
ではないか」

そんな不安もあり、意図的にリ
ハビリのイメージで今回の自主
トレに参加させていただいた
でした。

 

一流アスリートから求められる商品か

わずかな時間となりましたが、
今回参加させていただいたこと
で、自分の中で思いを強くした
こと。

それが選手やクライアントか
ら求められる商品になれるか
どうか、ということでした。

意識低い人ほど注意力散漫

せっかく見学の機会を得たにも関
わらず、意識が低い人ほど注意力
がない傾向があります。

自己紹介をした後、落ち着かない
様子でキョロキョロ。

30分ぐらいすると退屈したような
雰囲気で、足元を見つめてみたり
壁の展示物を読みふけったり。

こんな見学者、よくいますよね。

たぶん、見学の目的がある種、
「顔を売る」ことになっている
んでしょう。

来たことで何かチャンスがあるかも知れない…
緊張しているし、どうしていいかわからないから、とにかくその場にいれた事実があればいいや。

そんな姿勢の人が圧倒的に多い
気がします。

ものすごく勿体ない時間であり、
こんな態度の人は「チャンスの
前髪」をつかむことは難しいで
しょう。

 

「何か気づいたことありますか?」を引き出せるか

今回の見学では、簡単に紹介はして
いただくものの、上原さん以外の
3投手とは初対面。

彼らも私が何者か、全くわからない
状態なわけですよね。

それでも同じ空間に30分、1時間
と共にいるうちに。

セルフコンディショニングや補強
運動をしている自分を、スーッと
観察している弘田の雰囲気から、
何となく「何か気づくところあ
りますか?」と聞きたくなって
くる。

そんな雰囲気を作れるかどうか。

そんなテーマを持って、現場に
立っていました。

具体的にどんなことをすれば、
この雰囲気を作れるかは正直
わかりません。

とにかく見学をしている1秒1秒
を、集中して
何か気づきがないか」を探す
という真摯な姿勢。

そこに経験値などの目に見えない
オーラが備わってきて、アスリー
トから「この人は何を見ているん
だろう」という興味を引き出せる。

そんな風に感じています。

 

開幕投手を務めるような超一流投
手である、ライアンこと小川投手。

徐々に目を合わせてくれる回数が
増えたので、老婆心ながらトレー
ニング中の「抗進展の意識」の
大切さについて、アドバイスを
させてもらいました。

練習最後はパーソナルストレッチ
をやらせてもらいつつ、特に
ケアすべき部位やその方法など
も聞いてきてくれ、嬉しかった
です。

一流選手ほど、自分が良くなる
ための情報収集に貪欲です。

またたくさんの溢れる情報から、
自分に必要なことを自主的に
取捨選択しています。

こういう選手に受け入れてもら
い、必要とされる。

そんな手応えを感じられ、
自分自身にとっても自信と
することができました。

 

まとめ

・貴重な機会を得たら、1秒でも無駄にしないように観察しよう

・一流の動きやパフォーマンスをできるだけ多く近くで見よう

・選手から求められる商品になるには?という視点を常に持とう

・上原投手の真っ直ぐとスプリットは見分けがつかなくて怯える

 

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YUJI HIROTA

アスリートスポーツの現場をメインに活動するトレーニング・コンディショニングの専門家。「コンディショニングコーチ」ですがスポーツトレーナーといった方がわかりやすいのかも。実は鍼灸師でもあります。









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