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トレーニングプログラム作成に欠かせない5大原則+1 ド定番だからこそ理解しておくべき原理原則

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トレーニングプログラムの処方。
これなくしてクライアントに成果を
届けることができないのが、スポーツ
トレーナーやS&Cコーチ。

専門家としての仕事のど真ん中、
中核をなすものです。

そのプログラムデザイン作成に
欠かすことのできない、超基本
である原理原則について、復習
していきましょう。

 

トレーニングプログラム作成に欠かせない原理原則

プログラム作成に必要となる
原理や原則。今回紹介するものの
他にも、微妙にニュアンスの違う
ものも多くあります。

しかしルーの法則を基に発展した、
古典的なトレーニング5原則を
まず覚えるべきでしょう。

プログラム作成の基本原則って意外と曖昧

現場でトレーニングプログラム作成
の指導を行う際、ちょっと驚くのが
基本となるであろう5原則がそもそも
曖昧な人が多いということ。

車の免許を取得した際、道路で車を
走らせる、交通法規を学ばない人は
いないですよね。

それと全く同じことをプログラム処方
で行っているとしたら、怖いこと。

5原則の理解、それぞれの深掘りは
とても大切なんです。

 

基本となる5原則+1で覚えよう

[box class=”yellow_box” title=”1.全身的過負荷の原則”]

常にちょっと前までよりも強い刺激を与えなければ、トレーニング効果は
上がらないという原則。

とってもシンプルですが、5原則の中でも最も頭に叩き込んでおかなくては
いけない考え方です。

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[box class=”glay_box” title=”2.継続性の原則”]

´効果的なトレーニングを行っても、続けなければ効果は上がらない”
いう、とてもシンプルなセオリー。

この継続性とはどれくらいの期間を指すのか?

期間や目的によって、どのようにトレーニングプログラムを調整
すべきか?

実は深掘りすると、とても奥深い原則です。

自らの指導法や声かけの仕方にも、大きく影響を与えるのがこの原則
なんですよね。

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[box class=”blue_box” title=”3.個別性の原則”]

トレーニングには個人差がある、という至極当然の原理です。

これは筋線維タイプや、「シェルダンのモデル」と呼ばれる、内胚葉型、
中胚葉型、外胚葉型、といった生理学的な特徴に限りません。

この原則も深掘りすればするほど、今まで現場で悩んでいた問題点の
解決のヒントになるものなんです!

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[box class=”green_box” title=”4.意識・意欲性の原則”]

集中できているか・トレーニングの目的を理解できているか―それらでトレーニング
効果は大きく変わる、という原則です。

実際にプログラム作成するうえでは、5原則の中で最も直接的な関係がなさそう。

しかし私自身がプログラムデザインのポイントを「腹落ちして」理解することが
できたのは、実はこの原則のおかげ。

教科書的ではない、実際にクライアントの役に立つプログラム作成をするためには、
深掘りして理解しておく必要がある大切な、大切な原則です。

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[box class=”pink_box” title=”5.全面性の原則”]

全身まんべんなく鍛えないとパフォーマンス発揮ができないし、
怪我につながりやすいよ!という当たり前なことを唱えたもの。

…しかし自分が作成したプログラムを見返してみて、
・上半身/下半身
・前面/後面
・左右
・筋収縮形態
・遠位-近位/近位-遠位の関節運動

上記のような複数の要素から、「バランスよく」プログラムデザインが
できている人はどれくらいいるでしょうか。

本質はシンプル。それを具体的な処方としてどれだけ愚直に落とし込めるか。

この難しさを教えてくれる原理です。

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+1とは?

私が指導や研修を行う際、この5原則に
加えてもう一つ、実践では大事になるで
あろう+1の原則を必ず教えるようにしています。

勘のいい同業者の方は、ここで明記しなく
ても「ああ、あれね。弘田はこの原則を
どんな風に定義づけてるのかなぁ?」と思っているはず。

この原則の深掘りは、今後行っていく
「超実践的プログラム作成塾」でやっていきます。

 

柔道整復師や鍼灸師の方は実は苦手な原則

理解度の深さは置いておいても、体育大学
出身や専門学校出身のトレーナーは、
一通り5原則を中心に学んでいますよね。

勉強熱心な、柔整師や鍼灸師から学び
始めた
トレーナーさんだと、この部分を
学ぶ機会がなく
独学ですすめてきているパターンが多いようです。

治療やアスレティックリハビリテーション
においても、ものすごく大切なのがプログラムデザインの力。

ぜひ一度腹を据えて、トレーニング
プログラムデザインの
基本と実践的な
作成方法を学ぶことをオススメ
します。

 

精度の高い評価を活かすのはプログラムデザイン

なぜCoメディカル系の方にも、プログラム
デザインの原理原則と作成方法を学び、
慣れていってほしいのか。

それは「制度の高い評価を活かすも殺すも
プログラムデザイン次第」だからです。

良くも悪くもきっちりとした分業制が
確立されているアメリカなどと違い、
日本におけるトレーナーはある程度、
全てのことを一人で賄うことを求められます。

せっかく見立てのいい評価により、
問題点が抽出できているのに、その
問題を改善するための運動療法の
組み立てが
理解していなくては、当然効果は半減します。

もったいないし、クライアントに
とっては、この部分を込みでニーズ
として抱えているわけですから、
様々な勉強に先立って、もっともっと
興味を持ってもらいたい
んですよね。

 

トレーニング変数がプログラムデザインの鍵

トレーニングの基本原則が、ある程度
深いところまで理解できたら。

トレーニング種目の組み立てや、動き
のフローなども大切ですが、プログラム
デザインで最も鍵となること。

それは「トレーニング変数」の理解と
そのバラエティ
です。

トレーニングの種目数や回数、重量や
セット数。

基本となる「総量」をまず押さえておく
べきですが、変数の要素ってものすごくたくさんあります。

それを自分の「思考の箱」の中に
きちんと整理して
収納し、すぐに
目的に応じた手段として

「トレーニング変数」のカテゴリで
処方できるか
どうか。

これが大切なんですよね。

この辺りも、プログラム作成塾
がっちり頭をフル回転して
アイディアとして持ってもらう
予定です。

プログラムは科学?アート?

トレーニングプログラム作成って、
奥深い
もの。

時間をかけようと思ったら無限に
かけられるし、これ!といった正解が
存在するわけではありません。

よく専門家のあいだでは、
「プログラムデザイン作成って何?」
という哲学的な議論になることがあります。

この議論を頻繁にするのは、主に
S&Cコーチでしょうけど(笑)。

大別すると、「プログラムデザイン
はScienceだ」
という科学推しのプロと
「いや、Artだよ!」
という専門家がいる
もの。

私自身は、このどちらも否定も肯定しない
し、できません。

言語化したときに、私が最もピンと
くるのは、

「プログラムデザインは私の思考
そのものであり、クライアントへの
想像力を駆使した情である」

という表現です。

小手先のテクニックだけ、科学的な
エビデンスだけ、自分の経験値や感覚だけ。

偏りを持ったものではなく、相手へ
のエールや、
切り拓いてもらいたい
未来の姿をイメージしながら、

リアルに日々積み重ねていける「応援歌」のようなもの。

クライアントに熱が伝わるような、
プログラムを提供したいです。

 

—————————————————

全てをカリキュラム化できるような、
整理されたプログラムではありませんが、
今後どんどんトレーニングプログラム
デザインに関するセミナーや勉強会を
やっていく予定です。

興味を持ってくださった方で、日時が合う
人はぜひリアルの勉強会にもご参加ください!

まとめ

・トレーニングの5大原則+1は押さえておいてほしい

・トレーニングプログラム作成のキモは「トレーニング変数」の本質的理解

・杓子定規になる必要はないけど、どんな専門分野でも守破離の守はまず必須

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YUJI HIROTA

アスリートスポーツの現場をメインに活動するトレーニング・コンディショニングの専門家。「コンディショニングコーチ」ですがスポーツトレーナーといった方がわかりやすいのかも。実は鍼灸師でもあります。
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