疲労困憊だけど気持ちが高ぶって休
めない…
広島から東京に向かって帰る新幹線
の中で、このブログを更新してい
ます。
2019年1月5日土曜日。
所属する社会人ラグビーチーム、
清水建設ブルーシャークスは、
トップチャレンジ昇格をかけて、
中国電力との入替戦に臨みました。
結果は33対28。
前半終わって、0-21で負けていた
ところから、後半自分たちのリズ
ムを取り戻し、試合終了4分前に
逆転のトライ。
薄氷を踏むような思いでの勝利
となりました!
スポーツ現場に携わって17年。
私のキャリアの中では初めて、
シーズンを通して公式戦負けなし。
通算12勝0敗で、一番望んでいた
トップチャレンジリーグ昇格とい
う最高の結果を得ることができま
した。
![](https://i0.wp.com/yuji163.com/wp-content/uploads/2019/01/TCL昇格2.jpg?resize=300%2C173&ssl=1)
入替戦独特の緊張感の中で
公式戦の緊張感の中でも、入替戦
となるとその雰囲気は独特なもの。
それまでの戦い方やパターンなど
とは一切関係なく、勝つか負け
るか。
シンプルにそれだけの戦いになり
ます。
2014年から2017年まで所属して
いた近鉄ライナーズが、2018年
12月にトップリーグ再昇格をかけ
て臨んだ試合。
この試合を私もスタンドから観戦し
ましたが、1シーズン通して構築
したシステムがうまく機能せず、
チームとしても悔いの残る内容に
なったと思います。
【詳しくはこちら→】古巣近鉄の入れ替え戦観戦で感じた「戦友」たちへの意識とは
![](https://i0.wp.com/yuji163.com/wp-content/uploads/2018/12/IMG_8711.jpg?resize=300%2C225&ssl=1)
ルーズボールの1つのバウンド、
不用意な1つのペナルティ。
些細に思えることで、ガラッ
と戦況が変わるのが入替戦の怖
いところ。
特に挑戦者側の下位リーグの
チームは、同点では昇格ができ
ませんし、細かなプレーで流れ
を引き寄せられなくなることが
多いもの。
本日の対中国電力戦も、チーム
全体として、今までやってきた
「自分たちのラグビー」を出し
ていこう、と試合を迎えました。
9割方、自陣での防戦一方の前半戦
わかっていたつもりの入替戦。
しかしチームとして初めて挑む
昇格をかけた大一番。
前半はラインアウトやスクラム
を修正することができず、
90%近い時間を自陣で迎える
苦しい展開になりました。
モールトライを含む3トライを
許し、前半を終了して0-21。
圧倒的なリードを許してしま
いました。
![](https://i0.wp.com/yuji163.com/wp-content/uploads/2018/09/alone-513525_640.jpg?resize=300%2C192&ssl=1)
リズムが戻った後半に劇的な展開が
後半は、いい意味で開き直った
清水建設ブルーシャークス。
交代選手の活躍もあり、徐々に
自分たちのリズムを取り戻しま
した。
一気に3トライを返し、19-21
まで詰め寄り、残り10分へ。
ここからなかなか追加点がとれ
ず、逆にカウンターから致命的
と思われるトライを決められ
ました。
19-28。残り時間は8分…
ペナルティキックを狙ったボール
がポストに当たり、幸運にもマ
イボールでのカウンターの形に。
運命の女神が微笑んでくれた、
ビッグトライが決まりました!
コンバージョンキックも決まり
28対26。
点差は2点、残り時間は6分。
シンビンで一人減った中国電力。
ラスト5分は足も止まり始めま
した。
いっぽう、清水建設は交代で入っ
た選手たちが、しんどい時間帯の
チーム全体のワークレートを上げて
くれ、最後までハードに動き続け
ました。
真ん中に寄せたところから、
サイドにパスを展開。
余った外側で、逆転トライ!
難しいキックも浅見が決めて、
33-28に。
試合開始から80分を越えて初め
て、得点をリード。
3分あまりのロスタイムを何と
か守りきり、薄氷を踏むような
思いながらも、入替戦を勝利す
ることができました!!
![](https://i0.wp.com/yuji163.com/wp-content/uploads/2019/01/AH3I9759.jpg?resize=300%2C208&ssl=1)
いろいろな感情が入り乱れて
劇的な勝利に、皆で抱き合い、
大興奮のエンディングとなりまし
た。
しかし大きな感慨に浸る暇もなく、
あっという間に納会が行われ、今
シーズンも一区切り、というこ
とになります。
当然、今季限りでチームを離れる
選手もいるわけで、ホッとする
のと寂しさと切なさが同居した
ような、微妙な気持ちです。
オフ期間のトレーニングプログラ
ムや課題などは、もちろん用意し
ていますが、私自身の去就もまだ
わかりません。
ジェットコースターのように、
物事がバタバタと過ぎていく。
1月前半はそんな時間になりそうで
す。
![](https://i0.wp.com/yuji163.com/wp-content/uploads/2019/01/roller-coaster-156147_640.png?resize=300%2C200&ssl=1)
それでも、チームとして目指して
いたトップチャレンジへの昇格を
果たせたこと。
結果を残すシーズンにできたこと
を、1スタッフとして心底嬉しく、
何よりホッとしています。
スポーツ現場に関わるスタッフに
とって、チームの好成績を残せる
ことが何よりのご褒美ですから。
実際にスタンドに足を運んでく
れたり、ブログを通してチームを
応援してくださった皆さん、どう
もありがとうございました!
33-28で中国電力に逆転勝利!来季トップチャレンジ昇格が決まりました!
やったー!
応援してくださった方、ありがとうございます‼︎
— ひろたゆうじ@アスリート指導600人超えスポーツ現場トレーナー (@yuji163) January 5, 2019
感情的にUPしたツイッターにも
たくさんの方からおめでとうの
メッセージを頂き、感謝してお
ります!
ちょっとまとまらない内容になり
ましたが、今の気持ちを文字にし
たくて思いを書きました。
これがあるから、スポーツ現場で
の仕事はやめられない。
改めてそう感じた一日でした。
![](https://i0.wp.com/yuji163.com/wp-content/uploads/2019/01/BS版ヘッダー.jpg?resize=300%2C169&ssl=1)
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YUJI HIROTA
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