2018年も年の瀬が迫ってきました。
いよいよラグビーシーズンが本格化
してくる冬の時期です。
そんな中、公式戦第9節に勝利しな
くては、所属する清水建設ブルー
シャークスの今シーズンは終了す
る大事な試合が11月24日土曜日
に行われました。
天王山のトップイーストディビ
ジョン1の優勝を決める全勝対決、
ヤクルトレビンズとの試合は、
48対19で勝利を収めることが
できました!
目標のトップチャレンジへの
昇格への挑戦権を得るところま
で、まずは無事にやってくるこ
とができました。
![](https://i0.wp.com/yuji163.com/wp-content/uploads/2018/11/life-862985_640.jpg?resize=300%2C200&ssl=1)
結果が全ての世界に生きている
スポーツ現場でチームに所属して
いると、つくづく感じるのが、
「結果を出すことこそが求められ
ている」という残酷なまでのシン
プルな真実。
結果の如何に関わらず、一生懸命
グラウンドでプレイをする選手へ
のリスペクトは変わりません。
しかし、例えば今日のゲームで
敗戦し、8勝1敗の第二位で今季を
終了していたとしたら。
勝利を収め、トップキュウシュウ、
トップウエストの優勝チームと
の次ステージ、勝ち進めば入れ替
え戦へと進める、今の状況や評価
とは天と地ほどの差だったでしょう。
浅い眠りで何度も目が覚めてしまう
夜を過ごして向かった、対ヤクルト
戦。
長い長い1日を終えて、電車で家路
に向かう感情は、嬉しさや興奮では
なく、ただただ安堵という気持ちに
包まれていました。
つい1年ほど前、所属していた近鉄
ライナーズが自動降格してしまった
NTTドコモとの試合の、苦い苦い
思いはまだリアルに胸の中に残って
いますしね…
![](https://i0.wp.com/yuji163.com/wp-content/uploads/2018/01/IMGP4398-1.jpg?resize=300%2C200&ssl=1)
こちらの記事もお読み下さい
→自動降格
社会人スポーツに携わらせていた
だき、早いもので5年目を迎えま
した。
所属するスポーツやレベル、組織の
文化や方針。
一口に企業スポーツと言っても、
本当にチームによってその姿勢や
在り方は大きく違います。
戸惑うことも多いですが、何とか
そのチームに必要なパーツになれる
ように適応していけるよう試行錯誤
をしているつもりです。
そんな、大きく変わる環境の中で
も、決して変わらない普遍的な事
実。
それが「勝つこと」だけが報われる
結果であり、専門家としてチーム
スポーツに雇用されているのであれ
ば、勝利を追求しないといけない、
ということなんです。
![](https://i0.wp.com/yuji163.com/wp-content/uploads/2018/01/runner-555074_640.jpg?resize=300%2C198&ssl=1)
勝利の相関関係も因果関係も語るな
[box class=”glay_box” title=”匿名コメントにありがちなご意見”]…いや、それは極論でしょ?そもそもあなたの専門はコンディショニングやトレーニング。
どれだけチームが勝利という結果を出したとしても、トレーニングの成果が上がっていなければ、あなたという商品としては失格では?
[/box][box class=”red_box” title=”専門性を持ちつつ現場どっぷりの経験がない方にあるご意見”]
その道の専門家としてチームに雇用されているのだから、勝利という結果でその分野の評価が変化するのはおかしい。
チーム戦力が明らかに劣っていて、勝つことが難しいチーム状況。その中で私の専門分野であるトレーニングにおいて明らかな成果を上げているのであれば、正しく評価されるべきだ。
そもそもチームが勝てなかった原因が自分の担当分野であるような口ぶりで「勝つことが全て」というのは、欺瞞だろう。
[/box]…こんな思いの人もたくさんいらっ
しゃるだろうことは、常々承知して
います。
このテーマで語るときには、私自身
の主張も、SNS上などで異論を唱え
る方のおっしゃることもほぼ同じで
すしね。
こういった論調は全て正しいです。
そのかわり、「あなたが今後一度も
チームスポーツにプロフェッショナ
ルとしてどっぷり関わらなければ」
という条件付きで、ですが。
![](https://i0.wp.com/yuji163.com/wp-content/uploads/2018/11/basketball-1556407_640.jpg?resize=214%2C300&ssl=1)
私のようなストレングス&コンデ
ィショニングの専門家でも、アス
レティックトレーナーであっても。
もし上記のような感覚を、何の疑
問も持たずに感じているとしたら、
現場未経験者でしょう。
自分の専門性で存分に成果を出す。
…難しいことですし、今年の自分が
どれほどそれを為しているか、は
胸を張って語れるようなものではあ
りませんが、至極当然のことです。
常にそのことは頭から離さずに、
「どうすれば自分の専門性をチー
ムに、選手に還元できるか」は
考え続けて仕事をするべき。
![](https://i0.wp.com/yuji163.com/wp-content/uploads/2018/11/mexico-68-379918_640.png?resize=150%2C300&ssl=1)
…そのうえで。
理不尽でも不条理でも、「チーム
として出た結果に対しては責任を
持つという感覚」が絶対に必要
なんです。
その覚悟がなければ、とてもではな
いけれど、長くアスリートスポーツ
の現場に立ち続けることはできない
でしょう。
私を雇ってくれたからといって、
選手たちをより強く、より動ける
ようにしてほしい、という具体的な
リクエストがあったからといって。
その先にある目的は、
「勝つために」です。
勝たなきゃだめなんです。ひとたび
アスリートスポーツの世界に従事
したのであれば。
勝つことが正解なんです。
![](https://i0.wp.com/yuji163.com/wp-content/uploads/2018/11/7651045024_IMG_2538.jpg?resize=200%2C300&ssl=1)
勝つことにこだわればブレなくなる
勝ったとしても課題もあるし反省も
しなくてはいけません。
でも勝つことで初めて報われること
って驚くほどたくさんあります。
逆説的に言えば、勝たないで得られ
るものは、勝ったときと比べると
本当にわずかです。
千葉ロッテ時代、2005年の30年ぶ
りの日本一の年、勢いのあるチーム
の雰囲気をスタッフとして経験する
ことができました。
勝つことがどれだけ素晴らしく、
充実感を得られるかを、細胞レベル
で味わい尽くすことができました。
2009年は開幕前から、そのシー
ズン限りで監督の解任が明らかに
なるという異常な状況。
ぎくしゃくと悪いサイクルにハマっ
ていく組織の中で、結果が出ない
ことの苦しさを、嫌というほど味わ
いました。
![](https://i0.wp.com/yuji163.com/wp-content/uploads/2018/11/blog-title2.jpg?resize=300%2C73&ssl=1)
選手としても、スタッフとしても
勝つことよりも負けることの多い
経験を積んできた私だからこそ、
強く思うこと。
専門性の高い商品として、チームの
歯車の一つになり「勝つこと」に
貢献する。
そこを決して忘れずに、徹底して
考えていれば現場で自分の軸がブレ
ることはないんですよね。
迷うことも落ち込むことも未だに
多くあります。
勝つこと=正解ではないし、自分
の仕事が良くできたわけでもない
ですから。
不条理だし自分の力だけではどう
にもならないけれど、真剣にスポ
ーツ現場という戦場に立っている
覚悟をもっている限り。
勝つことにこだわり抜きたいと
思っています。
![](https://i0.wp.com/yuji163.com/wp-content/uploads/2018/11/7651045024_IMG_2606.jpg?resize=200%2C300&ssl=1)
トップチャレンジ昇格へ!
12月に入り、トップウエストと
トップキュウシュウの優勝チーム
と2試合行い、1位、2位の成績を
収めれば、トップチャレンジ8チ
ームの7位、最下位チームとの入
れ替え戦にチャレンジできます。
トップチャレンジリーグの首位を
現在走っているのは、去年まで
所属していた近鉄ライナーズ。
最短1年でトップリーグへの返り
咲きを目指しているところです。
![](https://i0.wp.com/yuji163.com/wp-content/uploads/2018/01/全員で花園.jpg?resize=300%2C200&ssl=1)
古巣の奮起に刺激を受けつつ、
今かつてのチームメイトがいる
リーグに上がること。
千載一遇のこのチャンスを逃さず
に、清水建設ブルーシャークスの
スタッフとして、トップチャレン
ジ昇格へ最大限の力をだしていき
ます。
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YUJI HIROTA
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