あなたの武器は何ですか?
仕事をするうえで、こんな風に
聞かれて、一言で答えられる人。
そんな人は何%ぐらいいるので
しょうか。
今日はそんな自分の強み・武器
について書いてみます。
不自然な動きや代償動作が感覚的にわかる、という武器
現場での私、弘田雄士の最大の武
器は、端的にいうと「動きが見
られる」ことです。
感覚として動作不良やその人の思い
違いからくる不自然な動きを、即
座に判別することができます。
全ての選手に対してではありません
が、感性が近い選手に関しては、
「あ、2~3日の間に風邪の症状が
出そうだな…」というところまで、
ほぼ100%当てることもできます!
なぜ?と聞かれて全て答えられる
わけではないですし、もどかしい
のは、そこから全て本質的な改善
策や治療法へと即導けるわけでは
ないのですが…
いずれにせよ瞬間的に違和感とし
て、動作エラーや普段と違う動き
は飛びこんでくるようになってい
ます。
この仕事を始めたときは、この自
分の大きな長所に気がついていま
せんでした。
今より精度が低く、説明するだけ
の論理力や知識も欠けていたこと
もあります。
しかし、何より他のトレーナーや
ストレングス&コンディショニン
グの専門家が、どうやって動きを
追っているのか、比較しようがな
かったからでしょう。
即座に変化に気づいたり、意識的
に動き方を変えてしまっている動
作に気がつく能力は、特にアスリ
ートにはとても重宝がられる能力
であること。
選手やクライアントへのアプローチ
を通し、少しずつそのことが客観
的にわかるようになってきて、今
に至ります。
常に自分が実践者でないと、感覚がズレてくる
ただ困ったことに器用ではない
私は、定期的に自分で自分の体と
向き合いながらトレーニングを続
けていないと、すぐにその感覚や
感性が「ズレて」きます。
40代を少しすぎた今、そのズレは
まだ小さな綻びです。
それでも、ある日突然に。
当たり前にわかって感じる事がで
きていた「クライアントや選手
のエラーや感覚が全て消えてしま
うのではないか」という恐怖心
を常に持っています。
自分自身が苦手な動きを代償動作
を使って行ったり、精神的不安か
ら無難なパターンで失敗しないよ
うにしたり、という小手先のテク
ニックを使った経験。
結局、生まれ持った才能として、
今の見立てができているだけでは
なく、今までの様々な体験や感覚
を通して、現在の見立てが可能に
なっている、ということなのだと
思っています。
リハビリレベルであっても、今の
自分に気持ちのいい運動ではなく
ても、実践し続けなくては、自分
の生きる道を狭めてしまうことに
なる。
トレーニング系のトレーナー業だ
けでなく、どんな専門職の方にも
通ずるかもしれませんが、コツコ
ツと、ある種の諦観の気持ちを持
ちつつ、継続していくことが大事
なのでしょう。
自分特有の武器を見つけよう
今回の内容、愚痴や自慢話をしよ
うという目的は全くありません。
どの仕事においてもその人の武器
となる特徴があり、それに気づき
活かす必要がある。
そのことを伝えたかったのです。
行動したり周りにたずねてみよう
私の例を読んでもわかるように、
自分自身の強みや武器を自ら
気づくことは最も難しいことの
1つ。
自分にとってはごく自然で、
周りから見た希少性には気がつ
きにくいからです。
同僚や選手に、
「何でこの内容を俺に相談して
くれたの?」
「今までのスタッフと比べて
俺の強みって何かな?」
率直にこんな風に聞いてみるの
はオススメ。
どんどん行動を起こして、他業
種の方たちから交流を通して、
自分のストロングポイントを
見つけることもあるはずです。
【長所が全くイメージできない!
そんな人へのおすすめ本↓】
気づいたら「刀を研げ!」
自分の強みを自覚した時点で、
実は最も大きな山は越えてい
ます。
それぐらい、自分の武器の
源泉を見つけることは難しい
からです。
ひとたび、自分の武器となる
要素がわかったら、後は愚直
に「刀を研ぐ」作業を続けて
いきましょう。
「7つの習慣」が有名なスティ
ーブン・コビー氏が7つ目の
習慣としても紹介している
「刀を研ぐ」作業。
こつこつと継続することは地
味であり、ときに苦痛を伴う
ものでもあります。
しかし。
専門家としてクライアントや
選手の役に立つために。
専門家としての希少性を発揮し、
今後も自分らしい働き方をして
いけるために。
この作業は必須です!
【7つの習慣、これからの人はマンガVer.もオススメです】
ある種、継続することはトレー
ナー関連業の得意分野でもある
はずなので、ぜひ続けていきま
しょう!
客観的な視点から、あなたとい
う商品の強みに気がつける場。
そんな機会になれるように、
2019年も少人数でのセミナー
を定期的に行う予定です。
きっかけ作りに是非タイミング
が合う人はご参加してください
ね。
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YUJI HIROTA
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