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どうしても醸し出る「スポーツ現場の関係者の雰囲気」問題を考える

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長くスポーツ現場に携わっていくことの意外な弊害の1つ。「現場関係者の雰囲気」について書いてみようと思っています。

トレーナー関連業については「あるある」問題だと思いますので…

高校生の娘の練習試合観戦にて

コロナ禍が落ち着いた時期、約1年ぶりに高校生になった次女のサッカーの練習試合を見てきたときのこと。

中学校で引退する予定だった次女ですが、たまたま女子サッカー部のある高校に進学ができました。それをきっかけにして、もう1回サッカーをやろうかなということになったんですね。

試合会場が、ドアtoドアで2時間を超えるということもあり、それだったら試合観戦がてら車で行こうということになり、妻と共に送ることに。

娘からの難しいリクエスト

この前日の夜ですが高校生の次女の方から、

「来てくれるのは嬉しいし、いいよ。ただお父さんからはいつも『関係者っぽい雰囲気』が出てるから、緊張するし恥ずかしいの。できるだけ雰囲気は出さないでくれる?

こんなリクエストがあったんです。

冗談のような話ですが、実は伏線があるんです。

次女が中学生時代、サッカーを見に行った時のこと。何も言わずに私が妻と入って行ったら、私のことを「高校の監督じゃないか?」と言った選手がいたそう。

「何か関係者の方が来てるみたい。」と選手が緊張している様子だったので、次女が頃合いを見て「ごめん。あれ、うちの父親。トレーナーやってるから、そういう雰囲気出てるのかも。」という話になったみたいです。

スポーツ現場に関わり続けて20年以上。オンオフという感じはないのですが、そういった気がなくても、何となく関係者っぽいオーラが勝手に出ているようなんです。

関係者雰囲気が出ているがゆえに

確かに学生スポーツを見に行った際、私が歩いていると、ほとんどのケースでグラウンドの選手たちが近づいてきて、「こんにちは!」と元気よく挨拶をしてくれます。

礼儀正しくて、素晴らしい教育だなぁ…なんて感心していましたが、どうやら全ての人にしているわけではない様子。

たぶんどこかの監督とかコーチ、関係者なんだろうということで、雰囲気を察して選手が挨拶をしてくれているようです。

私の場合は、常に私服よりもジャージの方が多いわけで、プライベートでも良い服というか比較的高価なものは全部ジャージだったりします。当然、試合の観戦に行く時もジャージを着ていきますから、関係者っぽい雰囲気が出ているのもあるとは思うんですね。

私の素行にも問題はあるかもしれません。

仕事がオフの時でも、ジャージ姿の選手なんかを見て、軽く足を引きずっていたり、庇っている様子とかを見ると、その子と目が合った時に、
「バスケやってるの?右膝、痛いんだ?腰を反る動きとか避けたほうがいい。気をつけてね!」
と勝手に声を掛けてしまうような性格だったりする。

IDなしでも関係者入り口から入れる

恩恵もあります。IDがなければ入れないような場所でも、たいがいは堂々と挨拶をして、会釈をすると入れてくれるようなシステムになっていることです。

今までもID無しで、「ちょっと待ってください。IDが無いんで。」と止められたのは、秩父宮ラグビー場ぐらい。

ここはセキュリティが本当に徹底されていますからね。

それ以外は東京ドームも大阪ドームなど、だいたいは野球やバスケの会場なのですが、公式戦中も「こんにちは。」と挨拶をすると、関係者入り口から堂々と入れてもらえたりという感じで、何となくいけるのではないかと思ったら実際に行けるんです(笑)。

なにか横柄な態度に見えていたり、怖い雰囲気が出ていてなんか怖い、「あれって絶対スポーツコーチだよ。」みたいに感じられているのであれば嫌ですが、「なんとなく、この人は専門家だな。」とか「スポーツ現場にずっといる人なんだな。」という雰囲気があって、認めてもらえているのであれば嬉しいですよね。

無意識の雰囲気のコントロールは難しい

親として現地へ試合を観戦・応援しに行く時には、指導者の方やコーチの方の中に私のお仕事を知ってくれていたり、ブログや本を読んでくださったりという方もたまにいるようです。

娘たちも「お父さん、そういう仕事をしてるんだね!」と言われることもあるとのこと。

悪いことではないと思いますが、私自身も自分が選手だった時、学生だった時にプロ野球選手だった父親が私の野球を応援しに来てくれる、見に来てくれると言った時に、私自身よりもチームメイトが、チームメイトよりもその親御さん、コーチや指導者の方がそわそわとしているのが気になりました。

実際に父が現場に来ると、自分よりも父ばかりが注目されて、自分自身がすごく嫌な思いをした記憶もあります。

もちろん私の父の時と違って、子どもの性別も違いますし、私はプロのアスリート・スポーツ選手ではありませんが、娘が嫌な気持ちにならないようにしたいと思っています。

娘が年頃になっていることもあり、目立たないように気をつけて応援をしてきました。…いつも、そんなに派手にしてる気はないんですけどね。

当然、コロナ禍の中での試合ということもあり、

・あまり大きな声を出さないでください
・マスクをしっかり着用しておとなしく見てください

といったガイドラインがありました。

声を上げることもなく、妻と2人で横に見ながら、中学校の時よりものびのびとプレーしている娘の姿を見られて、とても嬉しくなったりしました。

自宅に帰ってきた後、「どうだった?俺、いつもよりもおとなしくできていた?」と聞くと、「変わらないよ。」という風な感じで苦笑いをされて終わってしまいました。

それでも、日曜日にもう高校生になった子どもが自分で気に入ったスポーツをやってくれていて、のびのびと楽しそうに、一生懸命やっている様子を見られるというのは親として幸せなこと。

穏やかで楽しい日曜日を過ごせました。

子どもたちのイベントが見れる機会も残り少ないので、今後もチャンスがあれば、どんどんどんどん参加していきたいですね。

ただ「雰囲気を出さない」というのはけっこう難しいこと。もう究極の手としては、あんまり持っていない私服で観戦してみようかな、と思っています。

普通の服装とジーンズなどで向かうというのが、一番やりやすい観戦スタイルなのかなと思って、今、模索中です。

トレーナー関連業で、長いキャリアを持っている方は、同じような悩みがあると思います。それぞれ皆さんが、どんな対策をしているのか、機会があれば聞いてみたいです…。

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YUJI HIROTA

アスリートスポーツの現場をメインに活動するトレーニング・コンディショニングの専門家。「コンディショニングコーチ」ですがスポーツトレーナーといった方がわかりやすいのかも。実は鍼灸師でもあります。
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