我が家の次女は小学5・6年生と市の体育大会に800M・1500M走の代表として出場しました。週末に行っている女子サッカーと共に運動に明け暮れる毎日を送っているのは嬉しい限り。

2018年度4月より中学3年生になる長女や次女との会話の中で改めて感じること。それが子どもたちの足が遅くなったなぁということ。

リレーの選手になったよ!といった報告は親としては嬉しいものですが、タイムを聞くとつい「え、それで速いの?」と聞き直してしまうこともしばしば。

文部科学省の「体力・運動能力調査」での記録の落ち込みが特に激しいのはソフトボール投げと50M走。本当にこの2つの能力は低下傾向にあるんだなぁと実感しています。

 

50M走が好きになる授業

そんな中、面白い記事を読売新聞にて発見。全力疾走が楽しくなるように40年も前に考案されたものだそうです。その方法が簡単かつチャレンジングなものだったので、半ば自分への備忘録としてブログに記載しておきます。

小学5年生の徳島市の生徒達。児童たちは名前の書いてある水入りのペットボトルを、自分のスタートラインに置きます。6人組みで一斉に走るものの、子供によってスタート位置が5m以上離れている子もいるそう。

「位置について。スタート!」スピーカーから出る音声でダッシュ。8秒後に合図の音がする、というもの。そこでゴールを切っていれば合格。次のチャレンジでは1Mスタート位置を遠くする、という風に調整していきます。

スタートから数本走っていくと、6人の差はどんどん縮まり最後は横一線に近づいた、とのこと。最終的には全員が挑戦し、全力で同時にゴールをすることを目標にするんですね。

これであれば足の速い子と一緒になってしまった足の遅い子が悲しい気持ちになったり、諦めて途中から全力で走るのを諦める、ということがなくなりますよね。

結果的に全員が全力で走る事により、50M走の平均タイムも全体的に向上することが見込まれます。

 

自然と挑戦できる環境を整えるのは大切

私が所属していたラグビーチームでは30秒走って30秒休む、といったインターバル走を行うことがあります。運動効果の最大化を狙うのが一番の目的ですが、選手間の公平さを保つためにも、比較的細かくグループ分けを行います。

ある選手層に関しては最大努力に対しての85%は125Mでしょうし、別の選手層にとっては143Mだったりしますよね。

最初はインゴール間(ここは100Mです)往復プラス必要な距離、という風に分けていました。しかし途中から125M走るメンバーであれば62.5M地点、143Mグループでは71.5M地点で切り返し、全グループのゴールを揃える方式に変更しました。

こうすることにより30秒間数える測定者が1人いるだけで、一目瞭然に全員が時間内に指定距離を走られているかが判断できるからです。

厳しいフィットネスではありますが、全員一緒にゴールを目指すというやり方は選手には好評でした。それぞれの努力レベルで同じゴールを目指す、という形がやる気を促進するのは間違いないんですね。

まだまだ精神的にも幼い小学生なら、こういった意識は尚更でしょう。短距離の苦手な子も嫌な気持ちにならずに、全力で走る事を諦めない環境を作る事も、トレーニングやフィットネスに関わる指導者には大切。

こういった工夫によっての力量が試されるところだなぁと感じました。

 

まとめ

・ハンドボール投げと共に50M走のスコアは年々低下傾向にある

・苦手意識や諦めを感じさせずに50M走をそれぞれのレベルで同時にゴールを切るようにできる工夫がある

・全員が全力でトライする仕組みづくりをするのも指導者やコーチの力量

 

 

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YUJI HIROTA

アスリートスポーツの現場をメインに活動するトレーニング・コンディショニングの専門家。「コンディショニングコーチ」ですがスポーツトレーナーといった方がわかりやすいのかも。実は鍼灸師でもあります。









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