先日のこと。オリエンタルバイオという会社の季刊誌(春夏秋冬と年に4回出すもの)に、運動紹介の連載ページを作っていただけるということになり、その取材をしていただきました。
私はフリーランスとして働いていますが、こういった案件は株式会社スポーツバックスというところに来たもの。この案件は弘田にお願いしたらいいなというものを紹介していただいて、仕事を受けたりもしているんですね。
スポーツバックスの代表取締役・澤井とは
この会社の社長である澤井芳信氏というのは、京都成章高校野球部出身の松坂世代。
松坂投手が伝説となった甲子園決勝でのノーヒットノーランのシーンを覚えていらっしゃる方もいると思います。あの試合の相手チームが京都成章、主将として一番ショートだったのが澤井でした。
彼はそのまま同志社大学、そして社会人(現日本製鉄かずさマジック)と進んでいって、プロを目指して野球をやっていたぐらいの本当の元プロ野球選手候補です。同級生には2022年現在、西武ライオンズの打撃コーチをやっている平石さんなどもいらっしゃいます。
澤井とは以前、お世話になっていたマネジメント会社の社員だった頃からの付き合いなので、かれこれもう12年ほどになります。
表裏がなく、誰かを傷つけるぐらいなら自分が傷つくほうがいい。中学から大学までずっとキャプテンを任せられてきたのがよくわかる、体育会のナイスガイです。
日本維新の会幹事長、藤田文武とは
もう一人、仕事を通じて知り合い、損得勘定抜きで付き合える仲間を紹介しましょう。有言実行で政治の世界に進出し、当選2期目で日本維新の会、幹事長という異例の抜擢をされている藤田文武氏です。
彼もまた澤井と同じ1980年生まれの松坂世代。出会いも12年前です。彼との関わりや思い出は、過去ブログ(https://yuji163.com/fujita-fumitake/)に書いているので、こちらもご参照ください。
当時から藤田氏は言いづらいことも忖度せずに伝えてくる。そして、その上で前後のフォローやユーモアも忘れない。とても人間らしいサムシングを持った柔らかい関西人という感じ。
そんな印象でしたが、温故知新の精神で歴史から学び、革新的な挑戦を否定もしないという、イノベーションもしっかりと意識しつつ、どちらかというとトラディショナルなコンサバティブなものというものもしっかり取り入れる。そんな考え方をしている男でした。
彼は典型的な有言実行タイプの人間。私が会ったときから軸は全くブレていません。スポーツジムの会社経営者でもありますが、そこの部分のビジョンもはっきりしているし、何にこだわって、どういったことを優先してしっかりと利益を出していくかというのが明確。
彼が次々と口にしたことを現実にしていく過程を間近で見ていたことで、夢を叶える人がどんな思考でどう行動しているかというのは身に染みて分かりました。それは今の私にとってもとても良い影響を与えてくれています。
彼はお天道様が見ているというタイプで「やっぱり人間らしいことがしたいじゃないですか。」とか、「人の役に立ちたいじゃないですか。」という良き精神を持った元ラガーマンでもあります。
そんな彼の活躍に今も刺激をもらいながら、今後も藤田文武氏から見て
「弘田さんと一緒に仕事したいな」、「力を貸して欲しいな」
そう思ってもらえるような人材でありたい。そう思って日々精進しているところもあったりします。
損得勘定や不安のない関係の幸福さ
こういったメンバーと仕事をさせてきて、つくづく感じるのは「うがった見方や不信感を持つこと」がいかに無駄かということです。
業務委託だったりとか、お仕事をいただくという関係になると、その会社だったり、私を担当してくれているスタッフに少しでも不信感があったり、得をしてやろうというところが見えると、不安になったり不信感を抱いたりしやすいものです。
現在はそういったものは一切なく、依頼を受けることができています。私たちのようなフリーランススタイルで働く人のなかで、こんな幸せな環境はそうないことでしょう。
損得勘定をしながらの付き合いというのは、お互いにメリットがなくなると離れてしまうという点が最大のリスクです。何年かけたとしても、関係が成熟していかないわけです。
結果的に損失コストも大きくなりますし、お互いにメリットがなくなったときに、関係解消となるとまたゼロからパートナーを探すことになっていまいます。
澤井氏や藤田氏とは10年以上の付き合いとなっていますが、この仲間たちが提案してきた案件だから、とにかく条件云々とか言わず頑張ろう!何かメリットも考えてくれているんだろうなという関係を作れているのが一番いいところだと感じます。
オファーする側としては、相手に「これまで提示してくれた案件って、今まで色々考えてくれていたからとにかく受けよう」、そんな感情を持たせられることが大事です。
オファーを受けた専門家は、オファー側が「期待していた100%以上の成果を出してくれた」と常に期待値を上回る結果を出し続けられるよう、全力であたる。
これを続けることによって、相乗効果が生まれて、損得勘定がなく仲間としてお仕事ができるし、お互いにメリットが大きくなると思っています。
まとめ
短期間で、得したとか損したとか裏切られた、という一喜一憂するような関係は難しい。
やはり、長い目で見たときにお互いに、
「この仕事は確実にこの人だったら受けてくれる」、
「こういった形のオファーをしてくれているのだから、全力で結果を出そう」
と専心できる関係というのが、何にも代えがたい財産ですよね。
こうなると、結果的にコンスタントに成果が上がるもの。こういった関係を今後も創っていければいいな、と思っています。
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YUJI HIROTA
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