4泊5日の日程で行われた所属チームの春キャンプ。朝晩はひんやりしていて日中は20度程度。湿度もまだまだ低い日が多く、最高の天候の中でキャンプを実施することができました。

しかし実は地方によっては、4~5月は一年を通して4熱中症の最も多い時期。特に子供やお年寄りの熱中症が多い今の時期、体を暑さに慣れさせておくことが大切なんです。

熱中症について改めて知ろう

わかりやすい動画で熱中症の怖さを再確認

タチリュウコンディショニングジム習志野本店の出口トレーナーが、わかりやすい動画を紹介してくれました。URLから見ると日本語字幕が出ますので、4分弱の熱中症に関する動画をご覧ください。

この動画、わかりやすくていいですよね。

熱中症が臓器に与えるダメージまで、しっかりとイメージができます。

 

熱中症のメカニズム

動画を補足する形でもう少し熱中症のメカニズムを書きます。高温な環境が原因となって発生する障害を総称して熱中症といいます。

通常、スポーツなどの運動をすると筋肉などから熱が発生し体温が上昇。

激しい運動中に身体から発生する熱の量は、安静にしている時の10倍以上になるといわれています。

体温の上昇に伴い皮膚の血管が広がることで、そこを流れる血液の量も当然増えます。

汗が出て、余分な熱を身体の外に放散させる。

こういった体のしくみによって、体温はほぼ一定の範囲内に保たれているわけです。

しかし高温の環境下では、これらの仕組みが正常に働かなくなることがあります。

大量に汗が出ているのに水分を補給しないでいると、体は脱水状態に。体内を循環する血液の量は減り、熱の放散が逆に減ってしまったりする。

この状態が熱中症です。

熱中症は、気温・湿度の高い日であればいつでも起こりやすく、毎年死亡事故が報告されているもの。

他のスポーツ傷害などとは違って、予防できる症状。現場で働くトレーナー業の人間は軽い頭痛や吐き気などの症状が選手に起きていないか、注意深く見ておく必要があります。

 

便利な暑さ指数メールを活用しよう

熱中症予防の指標となるのが「暑さ指数」という環境省から発表される情報。

「暑さ指数」は、気温や湿度、それに直射日光や路面から照り返す光がどのくらい当たるかなどのデータをもとに環境省が算出。

そのデータを熱中症予防の指標としてホームページで公開しています。

この情報に関して、ホームページで利用登録をするとメールで情報を受け取る事ができます。そのURLがコチラ→http://www.wbgt.env.go.jp/mail_service.php

予想値と実際の値、どちらとも知ることができます。

登録画面にて必要な項目を記入し、登録したメール宛の確認URLをクリックすると本登録が完了。その年の9月末まで、メール配信が続くというとても便利な代物です。

私の場合、一日一回の予想値は朝7時にメール配信してもらうように設定しました。

これならその日の屋外でのトレーニングに対する環境因子として、常に頭の中に入れつつ練習プログラムを調整していくことができますよね。

国レベルでサポートしてくれるサービス。この恩恵を受けない手はないです。興味がある方はメール登録してみてはいかがでしょうか。

 

湿度が運動強度に与える影響

まるでプールの中で動いているような、まとわりつくような湿度。初夏にそんな状況になるのはこれからすぐのことでしょう。

湿度は40~60%ぐらいが適切といわれています。実際に2018年の春キャンプでも湿度の値はこのぐらいでした。湿度が80%以上になってくると、運動強度にも大きく影響を与えてきます。

3月末からコンスタントに練習を重ねている選手達ですが、急激に上昇した湿度に対する適応はまだできていない状態。熱中症なども気温がそれほど高くならなくても、湿度が高い場合は発生します。

暑熱馴化(しょねつじゅんか)と言われる、徐々に身体を暑さに慣れさせることを意識的に行うことはS&Cにとって大切。日中練習となる土曜日に、暑さに慣れていけるような練習構成を今から用意しているところです。

こちらもご覧ください→裸足になると疲れが抜けやすくなる!アーシング効果のまとめ記事

ブログを見ている皆さんにとっても暑熱馴化は重要です。暑いからといってじっとしすぎているのは良くありません。

室内でのストレッチや半身浴、可能であればジムのようなところでのエアロバイクなども利用して、適度な汗をかくようにしましょう。

その際のこまめな水分補給は忘れずに。体が適応してくればだいぶこの暑さにも慣れて、普段通りのペースで生活できるはず。

これから体がきつくなる時期ですが、気持ちは元気に頑張っていきましょう。

 

まとめ

・熱中症を疑ったら直腸検温を!40度以上ならすぐに救急車を呼び38.9度以下になるまで体を冷やすこと

・暑さ指数メールに登録すると便利

・暑熱馴化(しょねつじゅんか)を心がけよう

 

 

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YUJI HIROTA

アスリートスポーツの現場をメインに活動するトレーニング・コンディショニングの専門家。「コンディショニングコーチ」ですがスポーツトレーナーといった方がわかりやすいのかも。実は鍼灸師でもあります。









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