咀嚼力(そしゃくりょく)は健康維持に直結!をかみしめて




噛む力。大事であることは皆理解
しているはず。

この咀嚼力(そしゃくりょく)が
健康維持に直結している。

ここまではっきりと関係している、
という調査結果が多数でています。

今日は「咀嚼力をかみくだいて」
書いていきます。

健康寿命維持に関わる噛む力

スポーツとマウスピース

コンディショニングコーチと
して、アスリートスポーツの
現場に携わっている私。

今所属しているチームで、ラ
グビー選手がグラウンドに出
て、必ず私に確認することの
一つ。

それが、
「今日はフルコンタクトの練
習、
ありますか?」
という確認です。

ガチンコで思い切りタックルや
身体を当てる練習は、毎日毎日
行っては怪我だらけになってし
まいます。

週1程度にコントロールするの
が一般的なペースです。

この練習をする際は、必ずマウ
スガードを着用。これなしでは
すぐ口の中を切ってしまうの
です。

フルコンタクトあり、と聞くと
何人かの選手は慌てて、自分の
ロッカーへマウスガードを取り
に行くのが、いつもの風景。

怪我の予防にも、全力でインパ
クトで力を発揮するにも、マウ
スガードは必須なんです。

野球選手でも野手では、力を
しっかりと伝え、歯の摩耗を防
ぐため、マウスピースを着用し
ている選手もけっこういます。

インパクトの際の噛む力って
重要ですからね。

 

弱体化している日本人の噛む力

噛む力が弱くなると、さまざま
な弊害が生じます。

噛む筋肉や顎の骨が十分発達せ
ずに、歯並びの乱れや顎関節症
の原因にもなるのです。

弱体化した噛む力のリスクは口
だけに留まりません。

実は視力低下もそのひとつです。

5歳児を調査したところ、咬合力
が1キログラムにも満たない子供
が「硬い」と感じた食べ物は、
なんと「ほうれん草」。

この子が中学生になった時の視
力は0.2。

一方、5歳の時に咬合力が47キロ
グラムだった子供が中学生にな
った時の視力は1.5だったという
調査結果が報告されています。

このほかにも、よく噛まない子
供はIQの低下につながるという
実験結果も報告されているそう
です。

当然、噛む効用は子供だけでは
ありませんよね。

よく噛むことによって顎が動き、
脳に流れる血量も増え、脳神経
が刺激されて脳が活性化します。

結果的に、ボケや認知症の予防
にも通じます。

だからこそ大人でも、よく噛む
習慣が大切ですよね。

美味しいのはもちろんながらも、
小さい頃、母親に半ば強制的に
「するめは噛む力も鍛えられる
き、食べないかん!」
という教育を受けられた私。

スキを見ては、柔らかく甘い
お菓子ばかりを食べていた私
ですが、ありがたかったなぁ
と今感じているところです。

 

噛む力の強さが肥満や生活習慣

病と関連性がある、という研究
結果は複数発表されています。

その1つが記事に紹介されていま
した。
<噛む力>の低下が日本人をダメにする 

メインで発表している論文では
研究グループは、大阪府吹田市
に住む50~70代の住民1708人
を対象者に選定。

基本健診と歯科検診を実施し、噛
む力とメタボとの関連性を調べた
そうです。

対象者を噛む力の強さによって4
つのグループに分けて比較した
ところ、対象者全体では、噛む力
が最も強かったグループに比べて、
下から2番目に弱いグループでは、
メタボ率が1.46 倍高い結果に。

また70代では噛む力が最も強いグ
ループに比べて、それより弱いグ
ループでは1.67~1.90倍メタボ率
が高いことも判明したそうです。

結果として噛む力の低下とメタボ
との間には、明らかな関係性があ
ると結論づけられています。

 

糖尿病予防に「プラス5回」噛む習慣を

京都大学が滋賀県長浜市の住民約
6800人を対象として行ったコホー
ト研究。

この結果からも、よく噛んで食べ
ることが2型糖尿病の発症リスク
減少に効果があるだろうという結
果が出ています。

咀嚼(そしゃく)には、満腹中枢
を刺激して食欲を抑える効果があ
ります。

よく噛んでゆっくり食べる方が食
後のエネルギー消費量、「食事誘
発性体熱産生」も増加します。

「食事誘発性体熱産生」は、食後
に起こる栄養素の消化・吸収によ
って生じる代謝に伴うエネルギー
消費量の増加のこと。

基礎代謝量の1割程度を占めるので、
ダイエットでカロリー消費を考えて
いる人にとっても、バカにならない
割合なんです

早食いの人の方が汗をかいている
イメージがありますが、食事によ
る熱産生そのものは、しっかりと
かんでゆっくり食べた方が大きい
んですね。

提唱されているのは、
「一口30回噛みましょう」という
ガイドライン。

…しかし実際には難しいもの。

記事の中でも「プラス5回噛む」
ことから始めてみましょう、
と提案されていました。

普段の食事の咀嚼にプラス5回。

まずはこの習慣を身につけるだけ
で、我々の健康維持への取り組み
がスタートできる、と考えると
気軽に始められますよね。

咀嚼力をガムでトレーニングしてみよう

自分はもしかして「噛む力」が
弱いかも…

そう不安に感じている人は、気
楽な気持ちで、咀嚼ガムにて
自分の噛む力を鍛えてみては
いかがでしょう。

さすがは天下のガムメーカー、
ロッテさん(笑)。

咀嚼チェックガム、というもの
を販売しているんです。

ちょっと高価なので、毎回の
ガムとしては使わせるわけには
いきません。

小さなお子さんがいる家庭では、
普段のガムを使わせる前に、
「このガムがきちんと赤くなる
まで噛んでからね!」という
感じで利用させるのは、いかが
でしょうか。

ゲーム感覚で、しっかりと噛む
トレーニングになると思います。

まとめ

・日本人の噛む力が弱くなっ
   てきている

・咀嚼力の低下が健康被害リ
クを高める(特にメタボ
 や糖尿病)

・噛む力を意識的にトレーニ
ング
しておこう

The following two tabs change content below.

YUJI HIROTA

アスリートスポーツの現場をメインに活動するトレーニング・コンディショニングの専門家。「コンディショニングコーチ」ですがスポーツトレーナーといった方がわかりやすいのかも。実は鍼灸師でもあります。









記事が気にいったら以下のSNSのシェアもお願いします

メールマガジン登録フォーム

トレーナーのキャリアについて今一度深掘りしたい…そんなトレーナーの助けになるメルマガを始めました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ABOUTこの記事をかいた人

アスリートスポーツの現場をメインに活動するトレーニング・コンディショニングの専門家。「コンディショニングコーチ」ですがスポーツトレーナーといった方がわかりやすいのかも。実は鍼灸師でもあります。