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古巣近鉄の入れ替え戦観戦で感じた「戦友」たちへの意識とは

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2018年12月23日日曜日。

年の瀬にトップリーグ昇格/降格
をかけた社会人ラグビーの入れ替
え戦が4試合行われました。

下部リーグであるトップチャレン
ジからは三菱重工とNTTドコモが
トップリーグ昇格を決めました。

私が2014-2017まで所属した
古巣である近鉄ライナーズは、
残念ながら11対21で日野レッド
ドルフィンズに敗退。

1シーズンでのトップリーグ返
り咲きはなりませんでした。

参考記事はコチラ

古巣の大一番を観戦しに行って

仕事のスケジュールをやりくりし、
1年の集大成である入れ替え戦を
観に、熊谷ラグビー場まで足を運
びました。

4年近く関わらせていただいた、
近鉄スタッフや選手たちとの
再会も楽しみにしつつ、現場に
いるときよりは気楽な気持ちで
近鉄を応援できるのではないか。

そんな気持ちでスタジアムに入っ
たものの…

グラウンドの選手やスタッフの真
剣な様子を目にした瞬間、自分の
モードもすっかり公式戦モードに。

気持ち悪くなるような緊張感の
中、必死に古巣を応援しました。

大一番の敗戦後にかける声はないから

残念ながら試合は敗退。私が所属し
ていた頃の悪いときのパターンの近
鉄の試合になってしまったような気
がします。

選手たちは必死にプレーをしました
が、テンポやリズムが作れずに勿体
ないところでの反則が勝敗をわけて
しまいました。

 

残念ですが、一番勝ちたくて結果
求めて戦ったのは選手たち。

そして彼らと同じ目線で悔しがり、
悲しみを分かち合えるのは、現場
にいるチームスタッフだけです。

敗戦という結果が出てしまった時、
自分が同じ状況だったら、元同僚
とでも話す言葉はないですし、い
ろいろな声をかけてもらっても、
正直響きません。

気持ちはありがたくても放ってお
いて欲しい。

そんな気持ち、痛いほどよくわか
りますからね…。

スタンドにいる関係者の方に簡単
な挨拶だけ済まし、誰にも声をか
けずに妻と二人、スタジアムを後
にしました。

こちらの記事もご覧ください→清水建設ブルーシャークス、2018-2019トップイーストディビジョン1にて優勝! 「勝つこと」が答えの意味

 

戦友を感じられる仲間がいることの幸せ

LINEやメールにて元スタッフには
お疲れ様でしたというメッセージ
だけを試合1時間後に送りました。

自分自身、これだけ古巣の近鉄に
愛情をもっていること、ときに口
論もしましたが一緒に現場で時間
を過ごしたスタッフを愛しく「戦
友」と感じること。

この感情は発見であり、嬉しい
ものでした。

近鉄ライナーズの2018-19シー
ズンは終わってしまったけれど、
私が所属する清水建設は2019年
1月5日に、あと1つ大勝負が残っ
ています。

トップチャレンジ入れ替え戦を
勝ち、2019-20シーズンに同じ
リーグで古巣の近鉄と対戦する
こと。

複雑ですが、これを成し遂げて
2018-19のシーズンを悔いなく
締めくくりたいと思います。

真っ直ぐに前を向いて、チーム
として結果を出すことに全力を
尽くしてきますね。

 

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YUJI HIROTA

アスリートスポーツの現場をメインに活動するトレーニング・コンディショニングの専門家。「コンディショニングコーチ」ですがスポーツトレーナーといった方がわかりやすいのかも。実は鍼灸師でもあります。
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