「一眼二足三胆四力」スポーツ現場での勝負に関わる金言




私が所属する近鉄ライナーズ週末に行われる順位決定戦。この戦いはトップリーグ16チームの15位・16位を決める試合となります。この試合に敗れるとトップリーグから自動降格。受け入れがたい現実ですが、間違いない事実です。

今まで経験したこともない重圧。チーム全体もやはり重たい雰囲気に包まれています。

そんな状況ですが、昨年にジャージプレゼンテーション(出場選手へのジャージを手渡すラグビーではとても重要な儀式です)のゲストスピーカーの方がして下さったお話。とても響いたその話をこんな状況だからこそ今、シェアします。

 

基本を大切に与えられた仕事を100%こなす

昨年このお話をしてくださったのは、近鉄車両エンジニアリングの宇津井社長でした。

近鉄グループの母体となっている鉄道事業について触れ、「とにかく基本を大切に与えられた役割を100%こなす。これが安全かつ安定した運行に最も大切なことなんです。」と仰っていました。

これはスポーツにおいても全く同じ。想定外のことが起こったり状態が良くないときにこそ、新しい事をするのではなく基本に立ち返る。一人ひとりが自分の役割をしっかりと果たし、いつも通りのクオリティを発揮する。

泥臭くても基本に忠実な献身的なプレー。1月13日に行われるNTTドコモとの順位決定戦でも、こういった姿勢を期待したいです。

 

一眼 二足 三胆 四力

お話の中で宇津井社長は、剣の道の言葉として、「一眼二足三胆四力」という言葉をご紹介くださいました。

一眼:まずは相手と対峙したときには、相手の思考や動作を見破る眼力(洞察力)が最も大切であるということ。

二足:次に動きを止めずに小手先に頼らず足を出すということ。すべての動きの基本は足からだよ、という意味。

三胆:そして強い精神力。一刀両断する勇気と決断が大切であるということ。

四力:最後にくるのが技術と力。高いスキルと技を発揮する体力や筋力などの身体能力が大切だよ、という意味。

私にとっては初めて聞く言葉で新鮮でした。心技体などといいますが、一つ目に洞察力や観察眼、二つ目に「足を出すこと」を強調しているのが、すごく腑に落ちたんです。

どのスポーツにも共通する部分であり、つい精神論や技術論に走りがちな日本人には特に大切なのではないかな、と感じたんですよね。

 

やるべき手を打って全てはそれから

正念場の試合の前に、改めて一年前のこの言葉を思い出しています。ヘッドコンディショニングコーチとしてチームのフィットネスやストレングスを管轄してる責任をひしひしと感じていますが、反省や行動は全ての結果が出てから。

まずはやるべき手を全てうち、全力を尽くすこと。2017-18の選手、スタッフとこの試合に敗れて終わりを迎えるのは御免です。

一眼二足三胆四力。相手の動きを見て足をしっかり動かして覚悟を決めて。やってきたことを出し切るその姿を一番近くでサポートしてきます。

 

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YUJI HIROTA

アスリートスポーツの現場をメインに活動するトレーニング・コンディショニングの専門家。「コンディショニングコーチ」ですがスポーツトレーナーといった方がわかりやすいのかも。実は鍼灸師でもあります。









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