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結婚15周年を無事終えて

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留学の最後の最後にお付き合いを始めて、妻の帰国を待ってすぐに結婚。2018年2月5日をもって結婚15周年となりました。

結婚15年を過ぎて改めて感じること

私が好きな妻の行動は

先日、妻と二人でお昼ご飯を食べにそば屋さんへ行ったときのこと。車に乗り込む直前に風で飛ばされてきたお菓子のゴミが道路の真ん中へ。

当たり前の表情でそれを拾い上げ、車の中のゴミ箱まで持ってきて捨てる妻。この光景、今まで何百回とみてきたなぁ…

自分ではない誰かが無造作に捨てたゴミ。それをごく当たり前のこととして拾って捨てる感性。この姿をずっと見て育ってきた娘たちは、本当にごく自然に街中に落ちているゴミを片付けるようになりました。

恥ずかしながら、そんな習慣が身につかないまま大人になった自分はそのたびに自分の無関心さを反省。それと同時に何気ない彼女たちのその姿がとても眩しく、素敵なものに見えるのです。

親の背中を見て育つってこういうことだよな。

妻同様、強さを感じる美しい字を書き、人の痛みを感じ取れる人間に育っている娘二人をみると、自分にはもったいない人と結婚したなぁ、と心底思います。

 

弘田の妻は大変

1年毎の生活環境の変化や不安定さを考えると、単年契約を重ねるトレーナー業の夫を持つ妻は大変です。有名スポーツ選手ほどの「有名税」がないものの、それほどの収入の見返りも期待できない状況。

まして私は、自分がこれ!と決めたら再就職が決まった矢先に鍼灸専門学校に通うことを決めるわ、37歳にして選手と2人でアメリカに渡るわ、やりたい放題。

結果的にその後、チャンスをいただいたスポーツチームは大阪がホーム。単身赴任で自宅にいないのが当たり前になって、あっという間に3年が過ぎていきました。客観的に考えれば、夫に愛想を尽かしてもおかしくないですよね?

素晴らしい相手と出会えれば結婚は最高

よく「結婚ってどうですか?」というごくざっくりとした質問を受けることがあります。

専門分野に関しての質問であれば、「漠然としすぎていて答えようがないよ~」と答えますが、こと結婚に関しては「うん、ピンとくる相手であるならばこんなに素晴らしい制度はないよ!」と強くお薦めしています。

100%真実ですが、結婚16年目を迎えた今日まで結婚を後悔したことは一度もありません。

私にないものをたくさん持っていて、彼女の足りないところは自分が苦労しない部分であったりするので、一緒にいることがごく自然なんです。

妻からすると今まで何度か「この人で良かったんだろうか?」と思ったことがあるそうですが(笑)。

結婚することや子供をもつこと。決して常識的な選択ではなく、タイミングや制限があることもあります。
一人ひとりが自分の価値観で決断していけばいいこと。

それでも、もし自分が「この人と今後の人生を共に歩んでいきたい」と感じるような人と出会えたのであれば、結婚は最高。私はそう思っています。喜びは倍に、悲しみや辛さは半分になる感覚ですから。

高価なものを贈るのも一つの方法だと思いましたが、結婚15周年を迎えられたことの感謝をさりげなく伝えたいなぁ…。そう感じて、妻と色違いのキーホルダーを作成しプレゼントすることにしました。

感謝を忘れず、さらに20年、30年と歴史を重ねていきたいもの。どれだけ仕事でキャリアを積んでいっても、家庭で幸せを感じられなければ虚しいだけ。自分らしい価値観を曲げずに、大切なものを最優先して充実したこれからを築いていきます。

 

 

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YUJI HIROTA

アスリートスポーツの現場をメインに活動するトレーニング・コンディショニングの専門家。「コンディショニングコーチ」ですがスポーツトレーナーといった方がわかりやすいのかも。実は鍼灸師でもあります。
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