2018年度は長女が中三、次女も中学進学。妻と4人、それぞれ日々忙しくなかなか全員揃うことが難しくなりました。しかし、2013年以来の家族と夕方以降は共に過ごせる誕生日となりました。
先日、短い時間ですが家族4人でお花見に行くことができました。生まれてきて初めて抱っこしたときには、
小さなおじさんである私の横にくると、
今後の自分の働き方を考えたとき、危機感は常にあります。
ただ企業に属し、社員として雇用される道を選ばなかった時点で、
だからこそ、
ただつらく悲しいのは、
「本当は今の仕事なんてしたくないし、
そんなマインドに支配されてしまうことです。
生きていくこと、働いていくことって長丁場。
今後の働き方に関して、興味深い記事を先日読みました。
そろそろ本気で考えたい「65歳以上の働き方」
60歳どころか65歳であっても仕事を辞めてからの人生が20年以上という時代になりました。人間の長寿化はますます進んでいき、労働力のある若い世代は減っていくのは明白。
年金をシステム化した際に前提としていた条件は既に崩壊。65歳を目途に仕事を完全にやめ、貯金と年金をベースにして生活していくのがより困難になっていくのは明らかです。
私にとっても「仕事をしてもいい」状況になっているのがベストですが、その見立ては現実的ではありません。
現実的なプランニングを立てていくと順調に過ごしても72歳まではフルタイムで働く必要があるというのが現実的な試算に。
この辺りは、2008年に通信講座で学んだファイナンシャルプランナーの知識がとても役に立っています。健康に留意して、その年までは働き続けるつもりです。
「働かなくてはいけない」前提条件だとして、その年頃に「働ける」状況にあるかは大きな問題です。
人工知能(以下AI)が発達することで現在成り立っている仕事の多くが、AIにとって代わられるのは間違いないですしね。
大型トラックやタクシー運転手、ビルの管理人や商店レジ打ち係などは現在シルバー人材が多く採用されている仕事ですが、これらはAIがほぼ100%行ってくれる時代がすぐそこまできています。
そんな時代になっても働いていくには「自分でなくてはできない」仕事を確立することでしょう。
自分自身をしっかりとブランディングし、商品力をあげる。
自分という商品に付加価値をつけて、他の商品との差別化を図る。
差別化の要素として価格競争の罠にはまらず、コモディティ化を防ぐ。
マーケティングの基本的な理論は、トレーナー業に関わる我々にも応用可能ですよね。
その上で現在の現場中心で実践というインプットを得るタイプの仕事から、徐々にトレーニング指導、教育、今まで対象ではなかった市場での普及活動といった、経験や実践力をアウトプットしていく比率を高めていく。
そういった戦略が大切です。
私の例で言えば、治療を行い自分のコンディショニングの専門性を生かすことが出来て且つ開業権も得られる。
3年間という時間を費やして鍼灸師免許を取得した大きな理由の一つが「働き続けていくための戦略」を考えてのことでした。
もちろん鍼灸を用いた東洋的アプローチに全く興味がなければ、いくら合理的な選択肢だったとしてもこの手段を選ばなかったでしょう。
今後長いスパンで仕事を行っていく、というのを1つのゴールと考えたとき「やっていきたい、やり続けたい」と思えることは最重要項目ですから。
ここが合致したからこそ鍼灸師の勉強を学び国家資格を取得する決断に至ったわけです。
人生の中で多くの時間を費やす仕事で「~ねばならない」で続けることは苦痛。だからこそ、道のりが困難であったり、努力や労力を費やしても、「やり続けられる」仕事をできるように早い段階から仕込んでおく。
こういった長期的な戦略といったものは重要です。
今後も意欲的に「やり続けたいな~!」と思えるような仕事を長くしていけるように、自分の頭で考えて行動していきたいと思っています。
40歳を超えた今、正直、歳を重ねることに喜びはありません。
子供たちが誕生した日のことを思うと、
そして忙しい日々のなかで、
大切な人の力になったり、サポートできるような人生を。
愛する家族に胸を張って紹介できるような仕事を。
感謝と共に、そんな思いを新たにできるのが、
まだまだ後半もお楽しみに。そんな気持ちで歩みを進めていきます。