アスリートやクライアントのトレーニング・コンディショニングをサポートすることを生業に、コンディショニングコーチとして活動してきて16年。

自分のすることを大きく変えようという気はありません。しかし、もっと自分の視野を広げたい、もっとできることがあるのではないか、という思いは年々強まっています。

新たな経験を得て可能性を広げていこう、と異業種の方たちの中で時間を過ごすことを意識的に増やしているところです。

そんな中、紹介していただき代表世話人株式会社の杉浦佳浩さんのお話を聞けることに。

フリートークの中で杉浦さんから、「情報発信の方法も今は本当にいろいろありますよね。弘田さんにはこんな方もいるよ、ということでちょっと紹介しますね」と情報をいただいたのが株式会社ピースtoピース代表取締役の大澤亮さんでした。

社会貢献をしたくて大手商社に入社。ご自身の希望が叶い貧しい国のインフラ整備(井戸を掘る)は達成できたものの企業の中でできることの限界を感じ退職。

自ら会社を興し、一定の成功を収めたものの今後の可能性を考え売却。そこから中国茶の市場に売ってでてこの事業をサイバーエージェントに売却。

自らのスキルや経験値を上げるためにドリームインキュベーターで学び、土屋鞄からヘッドハンティング。挫折がありながらも結果を出し続けて再度起業。

NPO法人ではなく、社会貢献を目的とする株式会社を設立し持続可能な貢献を行っていく、という目的をもって現在活動中。

…ああ、世の中にはこんなにエネルギッシュかつ冷静に行動をしていける人がいるんだ。あまりにも凄まじい経歴にインパクトを受けすぎて、そのまま大澤氏の著書「『世界をよくする仕事』で稼ぐ」を購入したのでした。

 

3つのポイントはトレーナー業も全く同じ

著書の中で大澤氏は起業をするうえで大切なことに3つのポイントを挙げています。

本より引用
一つ目は、競合に負けない質の高い商品を扱う。(中略)
二つ目は、お客様を大切にする。(中略)
三つ目は、顔の見えるサイトづくり。(後略)

このポイントは私が関わるトレーナー業も全く同じです。トレーナー全体に言えることは、一つ目に当たる知識や技術の深堀りにばかり目を向けがちなところ。

しかし私たちそのものが「商品」だと捉えると、例えば、クライアントを大切にし迅速な対応やアフターサービスをすること。

商品としての認知度、試していただくハードルを下げるための工夫としての共感や尊敬を喚起するようなサイト作り。

二つ目、三つ目のポイントに当たる部分も徹底的に行うべきなのは自明の理です。

結果を出す人の行動やポイントには業種に関わらず共通項というか、法則があるんですよね。

 

「リスクを取らないことこそ最大のリスク」という時代

通常の人とは次元の違うスピードで、次々と挑戦をしてきた大澤氏の経験。ここから学べることはたくさんあります。著書の中で、リスクの取り方について語った部分にも大きく共感を覚えました。

本より引用

・起業が失敗したら財産を失うかもしれないが、やり直すチャンスはいくらでもある。つまり日本は、リスクをとって挑戦することのハードルが低い。

・人が後悔するのはたいてい、意欲はあったけれど行動を起こさなかったことに対してであって、自らの意思で行ったことは、たとえ結果が想像と違っても、案外受け入れられるものなのである。

・人は、新しいことに挑戦するから成長できる。リスクを恐れて安心してできることしかしなければ、いつまで経ってもいま以上の実力にはなれない。

・リスクをとらないことが、いまは最大のリスク。

 

著書の中で大澤氏は「正しいリスクのとり方」を7つの要素から分析しています。どれもなるほどなぁと思うことばかり。

しかしそれ以上に彼が何かにチャレンジする際、常にRISK & REWARD(リスクとその引き換えの報酬)のバランスを考えていることに感銘を受けました。

「ロマン」を追い続けながら必要な「そろばん」は弾いておく。スポーツ現場に携わる単年契約の私にとっては、このバランスの重要性も再度確認できた部分でした。

今まで安泰だったものが短期間であっという間に変わっていく今の世の中。「リスクをとらないことが、いまは最大のリスク」という言葉を肝に銘じておきます。

 

 

我が事の範囲を広げられる良書

本より引用
社会貢献だからといって、肩肘を張ったり、気負ったりする必要はない。楽しみながらこの世界をいい方向に変えていくことだってできる。

いや、むしろ事業にかかわる人たちが楽しく感じられなければ、長く続けられない。

この言葉は現在進行形で株式会社というスタイルで社会貢献を行っている彼だからこそ言える、説得力のあるもの。とても勇気づけられる言葉でした。

周りを人間的な魅力で巻き込んで、素敵なアライアンスを創っていく。コミュニティが広がっていき自然と戦友が増えていく。そんな状況を作りながら、自分にもできる社会貢献を考えていきたいと思える良書でした。

まとめ

・物事を為す人のスピード感は圧倒的に速い

・本質がわかっているから結果に再現性がある

・リスクは悪ではなく、とるべきリスクを経験しておく必要がある

・社会貢献は気負わずに行わないと続かない。自分にできるやり方を考えよう

 

The following two tabs change content below.

YUJI HIROTA

アスリートスポーツの現場をメインに活動するトレーニング・コンディショニングの専門家。「コンディショニングコーチ」ですがスポーツトレーナーといった方がわかりやすいのかも。実は鍼灸師でもあります。









記事が気にいったら以下のSNSのシェアもお願いします

メールマガジン登録フォーム

トレーナーのキャリアについて今一度深掘りしたい…そんなトレーナーの助けになるメルマガを始めました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ABOUTこの記事をかいた人

アスリートスポーツの現場をメインに活動するトレーニング・コンディショニングの専門家。「コンディショニングコーチ」ですがスポーツトレーナーといった方がわかりやすいのかも。実は鍼灸師でもあります。