仕事関連の年賀状は何とか帰京時に書き終わり、後は寂しいものの関西で一人年越しを待つのみ。毎年年賀状の季節になると感じるのは、「手書きの機会がずいぶんと減っているなぁ。でもやっぱり手書きがいいんだよなぁ。」という感覚。
フェイスブックでシェアされた手書きには様々な効用があるんだよ~という英文記事をつい読み込んでしまったものがありました。
理解が深まり、脳をフル活用しやすくなる。そして心と身体にリラックス効果をもたらしてくれることがわかっているそうです。
一年の計は元旦にあり、といいますが目標や座右の銘を集中して筆などの手書きで書く、という日本の伝統的な習慣は効果があるわけです。
漢字ドリルなどで実感したと思いますが、手書きは長期記憶定着にも役立つということ。頭が働かないときはとにかく手を使って勉強!というのは悪くない戦略なのがわかります。
漢字、カタカナ、ひらがな、アルファベットと義務教育の中でも様々な文字を習得し書く日本人は、欧米に比べて字がキレイであることでも知られています。
一人ひとり、それぞれの味というか独特のフォントが形成されていきます。年賀状のコメントを読んで、「ああ、懐かしいなぁ。あいつの字だ…。相変わらず丸っこい字書くなぁ」なんて経験ありますよね?
個人的な話で恐縮ですが「異性のどんなところに惹かれますか?」といった質問に、「どの人にもさりげない気遣いができる」、「品がある」といった答えと共に挙がるものに、「字がきれいであること」があります。
妻と出会った時の一番の印象は「わ、品のあるキレイな字を書くなぁ~」というもの。
豪快に見える女性がささっと書いたメモの字の曲線がとても柔らかくドキッとしたり、男性受けしそうなかわいらしい女性が字を書いてみたらガッカリするほど汚くてちょっと引いてしまったり… そんな思いになったことは一度や二度ではありません。
これは多くの男性が経験するのではないでしょうか。
結婚をして二人の娘の父親になった際、真っ先に大切にしたいなぁと思ったのが「しっかりとした字を書ける」人になってほしいということ。
幸い、美しい字を書く妻が丁寧に指導してくれたおかげで、今では長女、次女共に弘田よりもキレイな字を書けるように。書き順も含め、子供たちから指導を受ける肩身の狭い状況になっています…。
一行日記やBrain Stromingといわれるアイディア出し。これらも手書きで行うことで、精神を安定させリラックスできる効果や右脳・左脳へのバランスのよい刺激が期待できるそう。
私も手帳や大学ノートを広げて、思いつく事を書くのが習慣化していて、この作業から生まれたアイディアや決断が今の自分を創っている、といっても過言ではありません。
パソコンやスマートフォンなどを利用して手書きしなくても、事足りることが多くなった現代ですが、やっぱり効果があり落ち着くのが手書き。
今後も上手に使い分けていきたいと思っています。
・手書きには様々な効果がある
・字のきれいな人は性別を問わずに魅力的に見える面も
・パソコンやスマホと共に上手に手書きを活用していきたいもの