足関節骨折の新しい固定法Closed contact casting(CCC)の活用法

トレーナー業を生業にしている一人として、危惧しているのがかつてない超高齢社会に突入した日本の現状。ニュースでも事あるごとに話題となっていますが、国民レベルでの危機感というのはあまり感じられません。

アラフォーである弘田の世代はまさにビンゴ(←香るアラフォー臭)で危機感を持っていないといけないのですが、正直まだまだ先のことのように感じている人が多いのでしょう。

病院受診したくても自分の住んでいる地域に圧倒的に足りない病院数。老々介護の渦の中にあっという間に巻き込まれる可能性。

今ほど手厚く保険での医療が守ってくれなくなる近未来。しっかりと自分で健康管理し加齢のプロセスに備えることは本当に重要になります。このブログを読んでくださっている同世代の方にも貯金だけでなく「貯筋」の重要性は意識しておいていただきたいです。

高齢者の足関節骨折の新しいアプローチ

日本においてもOA(変形性関節症)と共に増えているのが、高齢者の足関節骨折。骨粗しょう症やバランス能力の低下などが関係しているんですね。現在の日本ではこのケースの多くが手術とのこと。

高齢者の足関節骨折の基本的な選択肢が手術というのでは、感染リスクや創合併症の可能性が出てしまいますよね。高齢者が飛躍的に増えている日本でも、今後多くの高齢者が足関節の不安定骨折に悩むはず。

そんな中、新しい固定法とその高い効果が証明された、という記事が発表されました。

それがコチラ→「足関節骨折の新固定法は手術と同様に有効」

今までの固定法と違った「Closed Contact Casting (CCC)」という方法。これが浸透し採用されることにより手術と同様の効果が見られるのであれば、心強い選択肢が一つ増えることになります。

具体的なCCCでの固定法に関しても動画で紹介しているそうです。本文で紹介していたサイトとは違いますが、YouTubeにわかりやすい動画がUPされていましたので、シェアさせていただきますね。

 

医療系の進歩や情報にもアンテナを立てて

私が直接的に関わるジャンルではないものの、ホームドクター制度が確立していない日本では、パーソナルトレーナーや整骨院スタッフにこういった相談をするケースも多いです。そんなときに最新の情報や信頼し得るエビデンスを知っているのであれば、クライアントに有益な情報を与えることができるはず。

こういった情報へのアンテナも立てて日々過ごしていきましょう。

 

 

 

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YUJI HIROTA

アスリートスポーツの現場をメインに活動するトレーニング・コンディショニングの専門家。「コンディショニングコーチ」ですがスポーツトレーナーといった方がわかりやすいのかも。実は鍼灸師でもあります。
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