毎日話題は新型ウイルスのことばかり。
少しずつ保障の話が具体化してきたのは安心材料ですが、心が落ち着かない日々が続いていますよね。
Stay homeを守りつつ、今できることをしていくしかないですね…
さて。
そんな状況に何で?という話題ですが、今こそトレーニング器具の充実をはかろう!というテーマで記事を書いてみましょう。
なぜこの時期にトレーニング器具を充実させるの?そんな疑問を持つ方も多いかもしれません。
第一の理由としては「健康管理への意識の高まり」が挙げられます。
新型ウイルスへの予防策は、徹底的な接触回避と免疫力の維持。良質な栄養や睡眠は当然ですが、基本自宅待機の現状では家の中でも一定量の運動が必要です。
自体重での運動や時間帯を考えての散歩など、行っている人も多いはずですが、やはり器具なしでは限界があるもの。
今だからこそ多くの人が考えるトレンドがトレーニング器具の充実ともいえるんです。
予定されていた合宿や遠征、公式戦。
ほぼ全ての競技スポーツにおいて、これらはキャンセルに追い込まれています。
キャンセルの手続きするマネジメント側、対応する旅行代理店、双方に大きなストレスに見舞われていますよね…
非常に皮肉な状況ですが、結果的に本来年間予算としていた活動費が浮いている状態のチームは意外と多いのです。
一人ひとりの雇用を守るためにも大切にすべき予算ですが、1年間で割り振られた予算、せっかくであればチームにとって有益な投資にしようと考える運営部の方は多いもの。
トレーニング器具メーカーには、購入や見積もりの依頼が多く入っているとのこと。
私自身も関係するチームや施設から、相談を受けることがとても増えているんです。
そんな理由から今回は、私がおすすめするプラスαのトレーニング器具やパッケージを紹介しましょう。
トレーニング施設にない場合、買い足すことですぐにバリエーションが格段に広がる器具。
それがヘックスバー(トラップバー)です。
一言でいえば「難易度もリスクも低く、デッドリフトの効果を得ることができる」器具です。
専門的には通常のデッドリフトに比べて、慣性モーメントは短くなるため、効果はやや低くなります。
しかし、
こういったメリットを生かせるのは大きいです。
本数が多いに越したことはありませんが、経験上
の比率で揃えると非常にスムーズに団体でも運用できるでしょう。
ストレートバーが5本の施設はヘックスバーを2本導入する、というイメージですね。
インターネット上でもヘックスバー販売をしています。
安価なものもあるのですが、プレートを入れるスリーブが短くて20kgx2枚が限界だったり、バー本体の重さが13.5kg程度と軽いものがほとんど。
一番のオススメは自分がアンバサダーを務めるストレングスアジア合同会社のKABUKIストレングスのトラップバーHDです。
把持力を必要とするファットグリップ、上下をひっくり返すことで高さを変更できる設定、そして縦に置くことで省スペースで利用できる点。
本格的なアイテムが¥109,900。
マイクロジムオーナーで「コスパが良くてバリエーションを増やしてくれるアイテムないかな…」と思っているトレーナーにも文句なしオススメです。
ヘックスバーと合わせて、導入をおすすめしたいのがセーフティ-スクワットバーです。
こういった形状のバーですね。
特に、
・野球
・バレーボール
・ハンドボール
のようにオーバーヘッド競技には必須と言ってもいいアイテムです。
他にも肩関節が固く、
こんな選手がいるならば、通常のスクワットも代替することができます。
私が多く関わっているラグビーのようなコンタクトスポーツにおいても、肩のケガは多いもの。
復帰プロセスでのウエイトトレーニングで、肩に負担をかけることなく下半身強化ができるセーフティースクワットバーは1本あると助かる器具です。
S&C専門家の中では「ぜったい便利だよね~」と昨年頃から広がりをみせているバー。
人気あり在庫待ちがほとんどですが、ぜひ購入検討すべきアイテムです。
私のイチオシは、これまたKABUKIストレングスのトランスフォーマーバー。フロントスクワット寄りの負荷をかけることもできたりする、万能バーが\109,900。
指導現場の社会人野球チーム、社会人ラグビーチーム、どちらにも導入しています。
2020年5月、定期的に5つのスポーツチームに関わっていた時期ですが、自主練習を含めて全てのチーム活動が自粛となりました。当時の新型コロナ感染拡大していた状況を考えると、致し方がないこと。
ただマイクロな視点で、S&C専門家として心配なのが長期化した際の筋力トレーニングの環境です。
半年、1年と積み重ねてきた努力は継続できないと、やはり効果が落ちてしまうもの。工夫しつつ低下を防ぐことは可能ですが、ある程度の重量を扱える環境は必須です。
また新型コロナウイルスの世界的な影響を受けて、収束後のトレーニング文化や常識も大きく変化があると考えています。
お金を払い決まった場所にトレーニングをしに行く、という流れが主流ではなく、
そんな文化が形成される可能性は高いです。
チームや公共施設には、自宅では揃えられない「かゆいところに手が届く」アイテムを置く。
自宅には、基本的で必要最小限ながら本格的なトレーニング器具を「賢く投資」する。
常識になっていくかもしれませんね。