キャリアデザイン

トレーナーにも突きつけられる働き方のリスク。世の中の変化に翻弄されずに生き抜くには

2020年は激動の年、変化の年になっています。

オリンピック開催を前に、コロナウイルス拡大により、2月末日現在多くのイベントやセミナーなどが中止の決断を下していますね。

体力のない中小企業などは、すでに倒産してしまったケースも散見されています。

我々が関わる健康産業、スポーツ産業でも、大きな影響が出始めていますよね。

千葉県市川市のスポーツジムでは濃厚接触者600人ほどが推定され、3月3日まで休館を余儀なくされました。

思いがけず業務を休むこととなったこの施設のトレーナーは今も不安を抱えているでしょう。支配人やチーフは、今後の経営や方針を必死になって考えているはずです。

私自身も3月8日日曜日に、日本体育大学にて講師を務めさせていただく予定だった、NSCA南関東地域ディレクターセミナーの中止がNSCAジャパンより通達されました。

もはや全国各地にて発症者は出ており、日本全体での拡大防止という意識は絶対に避けられない状況ですからやむをえません。

ただ1社会人として、トレーナー業である我々は、こういった世の中の変化に翻弄されずに食べていけなくてはならないですよね。

今回、改めて感じた働き方について更新しています。

今までの働き方だけでは変化に対応できない

もの凄いスピードでの不測の事態。2019年12月の時点で、これほどまでにコロナウイルスの脅威が日本国内でも広がっていくことを想像していた人はほとんどいないでしょう。

非常にイレギュラーなケースであり、「この状況で働き方も何もないでしょ!」と思うかもしれません。

でも。

想定される最悪の事態

・経営状況を明らかにされない中での勤務している会社の倒産
・企業買収(M&A)に伴う所属先の方針転換
・所属チームの活動打ち切り・自粛

青天の霹靂のような突然に思えるイベントは日々起こる可能性があるんです。

自分のキャリア形成についてはもちろん、今後生きていくために

リアルに理解しておくべきこと

「人の役に立つ」≒自分でなければいけない仕事をいただけること

を真剣に考えておかなければいけないはずです。

無計画に頑張らない

じゃあどうすればいいのか。

今よりも頑張る!例えば…

・今より20%多くパーソナルトレーニングを取る!
・今よりたくさん働く!(違うバイトを増やすなど)
・とにかく副業してみる!

これでは長続きしません。

今、だいぶ余力のある働き方をしていれば別ですが、けっこう目一杯ですよね?これ以上頑張るって大変だし、いつまで頑張るのでしょうか。

やはりある程度、時間をとって「頑張り方の戦略」は考えていかなくてはいけません。
我々に無駄撃ちする時間はないですから。

無計画に頑張るのは時間投資効率が悪いです。

自分の軸を常に確認しておこう

計画を立てるにあたって、一つ簡単だけどオススメの方法をお伝えしましょう。

「自分の軸の簡単な探し方」です。

①自分が役立てる対象者・ターゲットをノートに書く

②対象者・ターゲットの悩みを思いつく限り書き込む

③考えられる解決策を思いつく限り書く

④その中で自分がサポートできそうなものに◯をつける

わかりやすく例を挙げて考えてみます。
中堅どころのスポーツ現場の理学療法士さんのイメージをしてみましょう。

理学療法士さんを例として

この場合、
①ターゲットは、アスリートスポーツ選手です。

このターゲットの母数があまりにも少なかったり大きすぎたりする場合は、再度考察が必要ではあります。

②の悩みは、
・慢性痛に悩んでいる/・動作改善したい/・現役後のキャリアが心配
のようなものをどんどん書き込みます。

③書き出した悩みに対して、考えられる解決策を埋めていきます。

ここでは自分の専門領域は無視して、解決できそうなサービスや専門家を入れていくのがポイントです。

④ブワーッと書き出した解決策。その中で自分が役立てそうなもの、解決できそうなものに◯をつけていきましょう。

理学療法士の彼のケースでは、

・アライメント矯正
・運動感覚入力
・現場介入しボリュームコントロール

などが具体的に出てきました。

ここまで出したら、後は具体的にどうやって「そのサービスに繋げるための種蒔きを行っていくか」を考えればいいわけです。

上記の理学療法士さんの例では、

・現場指導の場所を増やす
・開業する
・運動感覚を掴ませる専門家として、オンライン/オフライン問わず活動していく
・オーバーユースを防ぎ具体的な予防運動や適切な量などをアドバイスするアドバイザー業を行う

などの切り取り方ができますよね。

それぞれのアプローチの現実性を検証して、その実現のためには何をすべきか具体策まで落とし込む。

例えば、

・多くの人が退化している運動感覚チェックや改善運動を紹介するyoutube開設
・関わったスポーツ選手の紹介の声を集めて、自分のブログページに掲載していく
・知人のマイクロジムを借りて、小規模の「運動感覚習得セミナー」を開催する

などは考えつくはずです。

ターゲットを決めたら全力で「種を蒔く」

これぐらいは落とし込んだうえで、行動に移すわけです。

「皆、やってるからインスタから始めてみようかな」は順序が逆。目的があって逆算した行動として、時間投資をしていくべきなんですよね。

後は全力でお金や時間投資をして、種を蒔くこと。

深堀りした上での種蒔きは、目の前の業務を懸命に行うことと同じくらい大事なことです。

今考えて明日結果が出るような、そんな禁断の果実はありません。

やはり一定の時間は必要なものなので、任せていただいたお仕事があるうちから同時進行で取り組むべきことなんです。

まとめ

特にフリーランスマインドで働く人は、労働集約型だけでなくオフラインや物販などでサービスを提供するという感覚を絶対に持つべきです。

複数の業務を持ち、違うタイプの働き方を持っておくこと。

ウイルス感染や天災のような事態の場合、現地に赴いたり直接関わることだけが業務である人にとって、収入源は0になってしまいます。国や企業や組織には期待しても依存するべきではありませんよね。

今回の騒動をきっかけに一度自分の働き方のリスク分散を考える。そんなきっかけにしましょう。

内容をリニューアルした「10年後も生き残るトレーナーに必要なビジネス戦略セミナー」ではこういった内容に触れていきます。

ウイルス感染拡大の様子を見ながら実施の有無を決めていきますが、興味がある方はぜひ詳細もチェックしてみてください。

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YUJI HIROTA

アスリートスポーツの現場をメインに活動するトレーニング・コンディショニングの専門家。「コンディショニングコーチ」ですがスポーツトレーナーといった方がわかりやすいのかも。実は鍼灸師でもあります。
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