満開の桜が少し散り始めた関東。4月1日を過ぎ新年度がスタートしました。私も約5年振りに関東で新年度をスタートすることとなりました。
プレスリリースで正式に発表されましたが、2018年シーズンは社会人ラグビーチーム、清水建設ブルーシャークスに所属させていただくことになりました。
清水建設ブルーシャークスは、トップイーストのディビジョン1に所属するチーム。トップリーグ昇格のためには、まずトップチャレンジリーグの8チームに食い込まなくてはいけません。
常勤というよりも、限られた時間でのトレーニング・コンディショニング指導。環境面でもトップリーグチームの施設とは違い、限られたスペースや道具を用いての挑戦となります。
どうやってプロとしての自分の仕事を全うするか。
頭を抱える部分もありますが、それも込みで新しい挑戦にワクワクしています。
2017-18シーズンが始まった時点で、関西での単身赴任には一区切りしようと決めていました。実際に関東での仕事を考えていく中で、ありがたいことにラグビーの仕事を中心にいくつかの具体的なオファーをいただくことができました。
その中の一つが今回の清水建設ブルーシャークスでした。
一番の決め手になったのが、アスリートとして尊敬し、人間的にも魅力的な元近鉄ライナーズの高忠伸と大隈隆明の存在でした。
2016-17シーズンを持って退団した二人の選手。近鉄時代に共に主将を務めたことのあるリーダーシップを持った二人が奇しくも清水建設に入団したのが、昨年2017-18シーズン。
全くそんな気はなかったものの、きっかけはプライベートで2017年の秋に高忠伸と夕食を共にしたことでした。
知的な野武士、高忠伸という男 ~THEプロフェッショナルとの再会~
再びラグビーができることへの喜びを語っていた高。再会後のLINEでのやり取りで、彼から、
「弘田さん、本当に関東に戻ってきて仕事をするんだったら、うちでトレーニング見てもらうこと、考えてくれませんか?もちろん僕自身に人事権なんてないんですが、推薦させてもらえるなら一度話を聞いてください。」
真摯な様子でそう伝えられました。
正直、具体的な話まで進めるのは難しいだろうな…と感じつつも、一度担当の方とお会いすることに。
その日の夜、もう一人の元チームメイト、大隈隆明(相性は「クマ」です)も、
「面接してくれたそうですね!条件などあると思うけれど、また一緒にできたら嬉しいです。」
と連絡をくれたんです。
選手にとって、ストレングス&コンディショニング(以下S&C)担当って正直、煙たいもの。トレーニング部門を管轄するS&Cによって、ラグビー以外の部分のつらさは相当変わるはずです。
高と大隈、彼らは近鉄時代に私がヘッドコンディショニングコーチとして管轄したプログラムを2年間実施しています。単純な量ではなく、高強度なトレーニングを課すタイプだということは理解しているはず。
それにも関わらず、「現状のチームに弘田さんが来てくれたら大きくプラスだ」と感じてくれているのが、強く伝わってきました。
我々スポーツ現場に携わる人間の本当の評価。それは、共に多くの時間を共有したコーチングスタッフや選手からのものが一番リアルです。
綺麗ごとかもしれませんが、現場に携わる以上、「意気に感じて」仕事がしたい。
家族が住む関東での仕事をする、というのが今年の最優先事項であったこともありました。最終的に、清水建設さんからも入団依頼を正式にいただいて、今回のご縁となったんです。
入団するにあたって、いくつかのワガママを聞いていただきました。その一つが、「コンディショニングコーチ」という名称です。
前任の方までは「ストレングスコーチ」もしくは「S&Cコーチ」という名称だったそうですが、今までのキャリアの中でこだわってきた「コンディショニングコーチ」として活動させていただくことになりました。
強化はもちろん、教育や体の使い方などを含めて、包括的に選手を強くタフにする。目標をぶらさずに正しい手段を選択する1年にしていきます。
まずはトップイーストディビジョン1で全勝して、2019年シーズンにトップチャレンジリーグに食い込むこと。そこを目指して、最大限の仕事をします!
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わーい。
大好きな高さんのチームで弘田さんがまた働くなんて、めっちゃ嬉しいです。(^_^)
また、ラグビーの話題がこちらのブログで見せていただけますね。
ありがとうございます。