マルチ業務するトレーナーが持つと便利な「モードチェンジ」

2018年2月現在。3年越しでずっと受講したかった朝倉全紀さんが指導するMovement of fundamentals(MOF)に参加しています。全10回コースの3回目を終えたところですが、目から鱗の発見ばかりで本当に楽しい。

MOFからの学びは今後改めてブログでもあげていきますが、今回は別のトピックについて。

立場によって自然と切り替わるモード

主催者側の気遣いと受講者側の集中力と

私のセミナー受講してくれたことのある方や元スタッフやタチリュウジム店長の三浦コーチなど。バラエティに富んだメンバーなのですが、そのうちの一人から、
「セミナー受けた時とちょっと印象が違って、お声をかけづらい雰囲気でした…」
と伝えられました。…ごめんなさいね。

セミナーを主催する立場の際は、受講者の方にリラックスして集中してもらうことが一番の目的。時間とお金を費やしてもらうわけですから、テンション高めに勝負するのは当然。サービス業ですからね。

一方、受講者として参加する場合は、ある種「ギラギラとした」戦闘意欲満々の状態で参加します。集中力を高めて、1分たりとも無駄にしないぞ!という気持ちで臨んでいるんです。

正直、周りの受講者とのコミュニケーションなどには一切気を遣いません。傍若無人で不愛想に見えると思いますが、そのあたりは全く気にならないんです。

大人げないですが、それぐらい真剣に臨まないと主催者側にも失礼だ。そんな風に考えています。

 

勝手に「スリープモード」に入るテクニック

ちょっと極端なようですが、例えば公式戦の遠征時。「新大阪駅にてチームとして解散!」という決まりごとがあるケースがあります。私の場合、解散をしたその瞬間から「個人事業主の弘田雄士」になる傾向があるんです。

雰囲気や気配がガラッと変わっちゃうんですね。これは意識をしているわけではないのですが、数名の選手から、「わ、弘田さん!紛れていて全然気がつかなかった」という種の微妙な驚きの声をもらうこともしばしば。

遠征時や移動中では特に、パソコンでいうところの「スリープモード」に自然に入る技術。これはプロ野球チームに所属しているときに身につけたものだと思います。

四六時中家族よりも長い時間スタッフと過ごし、遠征だらけになりますからね…。現場解散で自主帰宅という指示がでた場合、その瞬間からをOFFとしないと貴重な休みが減ってしまうもの。

1シーズンの長丁場。切り替えて「仕事モードでない自分」に早く戻らないと体は勿論のこと、精神的にきついのです。

ちょっと感じが悪いですが、わざと遅い新幹線に乗車変更しゆっくりと独りで帰宅する、といった小細工もチーム移動が多い以前は時折していました。

チーム単位で動くことが嫌というわけでは全くありません。しかしそれだけ仕事中の自分はある種、「作り込んだ」姿だということでしょう。もう少し自然体でできればいいのでしょうが、これがスタイルになってしまっているので、諦めるしかないですね~。

 

まとめ

・セミナー主催側と受講側で雰囲気や顔つきまで全く違ってしまう

・受講する際は「戦闘現場のような集中力」で臨む

・仕事モードと移動/OFFモードも自然とスイッチが切り替わる

・ぱっと集中を緩めるテクニックがないと心身ともに持たない

 

 

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YUJI HIROTA

アスリートスポーツの現場をメインに活動するトレーニング・コンディショニングの専門家。「コンディショニングコーチ」ですがスポーツトレーナーといった方がわかりやすいのかも。実は鍼灸師でもあります。
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アスリートスポーツの現場をメインに活動するトレーニング・コンディショニングの専門家。「コンディショニングコーチ」ですがスポーツトレーナーといった方がわかりやすいのかも。実は鍼灸師でもあります。

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