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実は質問した側が丸裸に?あなたが身につけておくべき「質問力」を考える

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以前のブログ記事でも挙げましたが、定期的にブログチェックをさせていただいている方の一人が、日大文理学部体育学科の先輩、フィットネス業界では著名な遠藤一佳さん。

遠藤さんの記事で以前とても共感した内容がありました。

それがコチラ→『「やってはいけない質問」とは』

 

質問力からわかるその人の思考や人間力

「質問力」ってありますよね。質問する内容、タイミング、言葉のチョイス、強調するポイントやアイコンタクト。

「ああ、この人はできる人なんだなぁ」とその質問を受けた時点で一目を置いてしまうような人物。

20人に1人ぐらいの割合でしょうか、こういった人とは名刺交換などを求められなくても、どんなバックグラウンドでどのような仕事をしているのか、こちらから話しかけてしまうもの。

 

「自分の答え合わせ」タイプの質問はどうなのか

トレーナー関連業界では、遠藤氏の記事でいうところの①も多いです。何なら「詳しくは後ほど説明しますが…」といっているのに、その事項に関して質問をしてきたりするタイプ。

先日のブログ記事に対するコメントでもあったのですが、記事内で既に説明をしていることに関して、「正論ですが予算面での負担はどのように考えるですか?」といった質問をさせる方も多くいらっしゃいます。

ついうっかりということは誰にでもありますが、そういうタイプの方は半日費やすセミナー内でも何度も何度も「早とちり」をしている印象があります。

「自分に都合のいいところを優先的に聞いてしまう」、もしくは「自分の持っている知識を正当化するために勉強に勤しんでいる」タイプなのではと勘ぐってしまいます。

こういう方は⑤「2回も3回も質問する」という傾向もありますよね。

段々質問なのか詰問なのか、わからなくなってしまうようなパターンは講師側としても受講者の一人としてもつらいです…。

 

 

 

皆の前でこそ質問すべき

またセミナー中の「何か質問はありませんか」では一切質問をせずに、セミナー終了後に個人的にブワーッと質問をされる方が多いのも日本の特徴だと思います。

皆の前では恥ずかしいから、という気持ちもあるのでしょう。しかし、そのぐらいの緊張感は乗り越えられないと、スポーツ現場に携わるトレーナー業務を堂々と行うのは無理のはず。

しかも後ろにまだ並んで待っている人がいるのに、3個も4個も質問攻めにする方に関してはもはや「周囲の様子を察して動く」という、我々の業務には最も大切な要素も欠けている気がします。

 

「質問しないのが普通」も問題

上記のような問題はありますが、そもそも全く「質問をしない」という人はもっと問題。全てを理解して疑問が全くないということはないはず。聞こうと思っていたことを先に質問してくれたり、というパターンもありますが、「質問をしない」スタイルが普通であっては論外。

 

 

質問者側にもTPOを

講師側としては、センスよく簡潔な質問はセミナーを盛り上げてくれるので、とてもありがたいもの。

受講者としてセミナーや勉強会に参加する際も、「場のリズムを崩さないように」、「皆も疑問に思っているようなことを」、「適切なタイミングと表現にて」質問ができるように考えつつ聞くようにしています。

最近もSNSのやりとりで指摘したことがあったのですが、本人は悪気なく質問したつもりでも、相手側からするとすごく失礼に当たったり迷惑なことも多いもの。

少なくとも貴重な時間を割いて、こちらの質問に対して考えて答えてもらう、という労力を費やしてもらっているのだ、という想像力と感謝は忘れたくないですよね。

「大変貴重なお話をありがとうございました。私、〇〇団体所属の△△を担当している××…」という長々とした謝辞や、「…(長々とした的を射ない相談内容)。宜しければお手すきの際にご返信いただけると幸いです。」といった相手側にストレスをかける一方のメッセージ。

相手の立場や周囲の心境を考えれば、自ずとこんなスタイルにはならないはず。私自身の自戒も込めつつ、気をつけていきましょうね!

 

まとめ

・質問の仕方や内容で質問者の人柄や知識はわかってしまうもの

・答え合わせや自分だけに教えてほしいといった気持ちでの質問はNG

・いい質問をすると大きなチャンスにもなる。質問力を養うことはとても大切

 

 

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YUJI HIROTA

アスリートスポーツの現場をメインに活動するトレーニング・コンディショニングの専門家。「コンディショニングコーチ」ですがスポーツトレーナーといった方がわかりやすいのかも。実は鍼灸師でもあります。
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